One レンタルサーバーとは?24年以上の運用知見から生まれた「迷わず始められる」レンタルサーバー

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One レンタルサーバーとは?24年以上の運用知見から生まれた「迷わず始められる」レンタルサーバー

One レンタルサーバーは、ドメイン取得からWebサイト公開までを、できるだけ迷わず進められるように設計されたレンタルサーバーです。
既存のコアサーバー、バリューサーバー、XREAを否定するものではなく、「これからサイトを始める人」に向けた新しい入口として生まれました。

「ドメインの取得まで進めたけど、その先の設定で止まってしまって──」

アンケートに届いていたお客様の声のひとつです。GMOデジロック社長・平岩との取材は、その一言から始まりました。

ただ、取材の前に平岩は一つ、強調したいことがあると言います。

今日の話を読んでくれるのは、長く使い続けてくれているお客様が多いと思っています。正直に言うと、厳しいお声もたくさんいただいてきました。
『ここが使いにくい』『なぜこうなっているのか』──そういう声を、うちはずっとアンケートで集めて、社内で読み続けてきた。
XREAが、コアサーバーが、バリューサーバーが今の形になっているのは、そのお声があったからです。感謝という言葉では足りないくらい、支えてもらってきました。

GMOデジロック 代表取締役社長:平岩

第1章:「One レンタルサーバー」という名前に、深い意味はない

One レンタルサーバーのロゴ

2026年2月、GMOデジロックが新たに公開したOne レンタルサーバー(Value Domain One)は、その「止まってしまった」という声への返答として生まれたサービスです。

「ドメインを取ればホームページができると思っている方も、多いんですよ」と平岩は言います。
「業界の中にいると当たり前のことが、初めての方には全然当たり前じゃない。ドメインはドメイン、サーバーはサーバー、という常識は、こちら側の常識であって、お客様の常識じゃない」

One レンタルサーバー(Value Domain One)は、ドメイン取得・サーバー契約・各種設定をひとつの画面・ひとつの流れで進められます。コアサーバー(V1/V2)・XREA・バリューサーバーという既存サービスと並ぶ、新しい選択肢です。

Value Domain Oneの名前の由来を聞くと、平岩はあっさりと答えます。

「深い意味は込めていないんです」

思わず「そうなんですか」と聞き返すと、こう続けてくれました。

「機能の説明より先に、自分たちの姿勢を決めるための名前です。ドメインとサーバーを別の話にしない、曖昧にしない。それだけを伝えるためにつけました。」

結局どれを選べばいいんですか?

GMOデジロックにはXREAコアサーバーのV1・V2、バリューサーバーと、それぞれに長年のファンがいる既存サービスがあります。その中でなぜ、改めてOneを立ち上げる必要があったのか。

「ずっと気になっていたんです。でも結局、どれを選べばいいんですか、という人には、選択肢が多いこと自体がそのまま壁になってしまう。過去が全部なかったことにはならないし、そちらを選んでくださっている方が多くいるのも事実です。ただ、初めて来る人に、その事情は関係ない」

平岩が表情を引き締めて続けます。

「始めようとしている人が迷わない入り口を、別に用意しないといけないと考えていました。Oneは既存サービスの否定ではなく、まだ迷っている人のための、新しい選択肢です。

どれが上、どれが下という比較ではありません。目的や使い方によって、向いているサービスが異なります。

各サービスの使い分けを整理すると、以下のとおりです。

 One レンタルサーバーコアサーバー・XREA・バリューサーバー
サイト公開までの流れドメインからサーバー設定まで一画面で完結ドメインとサーバーを個別に設定する
管理の自由度必要最小限に絞りシンプルでわかりやすく高い(詳細設定が可能)
こんな方に初めてサイトを作る方・設定で迷いたくない方コアサーバー:複数サイト運用や細かな設定をしたい方
バリューサーバー:コストを抑えて使いたい方
XREA:無料・低コストで試したい方
3サービスとOne レンタルサーバーの違い

なぜ既存サービスに「迷わない入り口」がなかったのか。その問いに答えるように、平岩は続けます。

「コアサーバーも、XREAも、意識的にそういうふうに育ててきた面があるんです。設定を細かく触れる、マニアックな層に向けて。それが弊社の持ち味でもあった。一部のコアなユーザーが市場を動かすこともある。その層に刺さるものを作ってきた自信はあります。ただ、それだけでは初めて来る人の入り口にはなれない──ということも、ずっと気になっていた」

「長く使ってくれているお客様は、うちのサービスの弱いところも知っている。それでも選んでくれている。ずっとその重さを忘れたことはありません。Oneを作れたのも、そういうお客様が育ててくれたサービスの土台があったからで、それは開発もインフラも同じ気持ちだと思います」

One レンタルサーバーは一日で決まった話じゃない

Oneの構想はいつ生まれたのか、と聞くと、平岩は首を振ります。

「一日で決まる話じゃなかったです」

GMOデジロックでは、解約時や問い合わせ時のアンケートを社内で長く共有しています。経営層と社長を含む全員で、届いた一件一件の声を誰か一人の判断で閉じないように読む──それを続けてきたといいます。

その変化への感度は、2024年に突然芽生えたわけではありませんでした。

「弊社の創業以来の方針は、情報発信する人のお手伝いです。それは変わらない。ただ、情報を発信する方法は時代とともに変わってきた。ホームページを自分で持つことが一番の手段だった時代は、いつのまにか変わっていた。ソーシャルメディアの方が発信力が高い場面もある。レンタルサーバーを使う人の背景も、当然変わってきます」

2024年の後半から、その声の内容だけでなく、顧客層そのものが変わり始めていることを感じていた、と平岩は話します。

「かつてのように、サーバーの細かな設定にこだわる方だけが使う時代ではなくなってきていた。初めてサイトを作る方、ビジネスを始める方、情報発信の手段が増えた分、レンタルサーバーに来る人の背景も変わってきていた」

変化に合わせるには、サポートの言い回しやマニュアルの工夫だけでは届きません。

「使い始めから公開までの道筋そのものを見直さないと、同じ場所でつまずく人は減らない。そこで開発責任者の柴田に相談したんです」

第2章:捨てたのは「自由度」

社長の相談を受けた開発責任者の柴田は、Oneの設計において意識的に「捨てた」ものがあると話します。

捨てたのは、自由度です

開発責任者:柴田

触らなくていいものには、できる限り触れなくていいよう設計しました。DNS・メール・ドメインとの紐づけといった最初の設定で全部理解しなくていいように。上級者向けの細かな触り方は、少し奥に引いています。

Oneレンタルサーバーの管理画面

「初めて使う人が、最初の設定画面でわからない項目がずらっと並んでいただけで止まってしまう。その手前で引き取れるだけ引き取った設計にしないといけなかった」

社内でも意見は分かれました。細かく触れるのを便利と感じていた層もいます。それでも柴田は判断を変えませんでした。ユーザーが迷う前に先回りできる設計にすること──その順番を優先した結果だといいます。

「助けてもらえる順番を考えた、という感覚です。今回はこれで良かったと思っています」

第3章:One レンタルサーバーを「安いプランだから」で済ませない

捨てたものがあれば、絶対に入れると決めたものもあります。

安いプランだから安全性は追加課金で、というつくり方はしなかった

開発責任者:柴田

速く表示されること。安全に使えること。他の利用者の影響を受けにくいこと。

One レンタルサーバーでは、この3つを後から追加するのではなく、最初から備えた土台として設計しています。そのために、NVMe SSD、HTTP/3、キャッシュ機能、WAF、リソース分離などを採用しています。

一番安いプランでも、土台は変えない。それは早い段階で決めていました」

インフラ担当の藤原も、この方針を支持する側でした。

「速く表示できること、安全に使えること、他のユーザーの影響を受けにくいこと──この3つを、土台の段階から組み込んでいます。安いプランだから遅い、というつくり方は最初から選択肢に入れていませんでした」

第4章:見えない続きを、見えないままに

実際の開発で最も大変だったのはどこか、と柴田に聞くと、答えは意外なものでした。

「一番大変だったのは、見えない続きを見えないままにすることです」

従来の管理画面

画面としては一つに見えていても、裏側では元々別々に動いていた仕組みがあります。ドメイン側とサーバー側が持っている情報を繋ぎ渡しながら、別の画面を行き来させないように並べ直す──言葉にすると簡単ですが、これには相当な時間がかかったといいます。

1つに統合されたドメインとサーバーの管理画面

「新しく作ったのは、そのつなぎの部分だけです。別々だった管理を、一つの画面で段差なく進められるようにした」

一方で、無理に新しくしなかったものもあります。DNSの基盤や、運用側で積み上げてきた監視の仕組みです。

「長く積んできた実績に価値があると判断したものは残しました。今回は、表は新しく、裏は信頼できるものを残す、という作り方を選びました」

第5章:One レンタルサーバーの「止まりにくく、戻せる」

Oneレンタルサーバーの設計哲学

インフラ担当の藤原が一番自信があると話したのは、機能の多さでも速さでもなく、「異常の見つけ方と戻し方」でした。

「機能が多いとか、速いとかは目に見えやすい。でも、お客様に本当につらいのは『止まった』ことと『戻らない』こと。それを念頭に置いて作っています」

監視は短い間隔で常に動き、壊れてから気づくのではなく、壊れる前の「兆し」を感知します。バックアップは世代と保管先を分けて持ち、お客様がコントロールパネルから自分で即座に「戻せる」設計にしています。

止まりにくく、戻せる。そのための仕組みは譲らないと決めています。

この土台には、コアサーバーで20年近く積み上げてきた安定運用の蓄積があります。

「V2で積み上げてきたものをそのまま使うだけでは足りない。次の世代に最善の形で渡す必要がありました。社長から『始める人のための入り口を作りたい』という宿題と、顧客層の変化に合わせてインフラ側も作り直さないといけないということ──この二つが重なって考えました」

Oneのインフラは、その継承と再設計の上に立っています。

Column:開発側の正直な話

柴田は「Oneにはまだ課題がある」と率直に認めます。

「管理画面の一部の動作や、通知メールの細かさなど、改善を続けているところはまだあります」

それでも公開した理由を、こう話します。

「出して終わりじゃなくて、出してから磨き続ける。それが前提です。完成してから出したのではなく、出してから育てていくつもりで外に出しています」

正式リリース前のオープンβでは、多くのお客様からフィードバックをいただき、数十件以上の改善を重ねてきました。現在も継続的に機能改善を進めています。

Oneの管理画面には「ご意見ご要望フォーム」が常設されており、使っていて気になったことをその場で送れるようになっています。

管理画面内にあるご意見ご要望フォーム

「使ってくださるお客様の声と一緒に、これからも進化し続けていきたいと思っています」

第6章:まずは本体を。AIはその次

2026年2月のリリースで、Oneは正式に動き出しました。それでも平岩は「完成」という言葉を使いません。

「完成ではないと思っています。磨き続けているサービスだと思っています」

管理画面の使いやすさ、機能の改善、AI活用についても今後は出てくるだろうと平岩は見ています。ただ、いまの時点で先に取り組むべきことは変わらないと話します。

「AIの話は今後出てきます。ただ、いまの時点で先にすべきことは、使い始めから公開までの道筋をちゃんと迷いにくくすることです。その順番は変えなかった」

「完成してから届ける」より「届けてからお客様と育てる」という姿勢は、Oneにも変わらず受け継がれています。

正式リリース前のオープンβから数十件以上の改善を積み重ね、今も管理画面に「ご意見ご要望フォーム」を常設しているのも、その考え方の延長線上にあります。

おわりに

わたしは、取材を終えてエレベーターを待ちながら、平岩が最後に言った一言を反芻していました。

サーバーを選ぶことに、時間を使わないでほしい。そこで止まっている時間は、本来サイトの中身や商売に使われるべきで。24年、それを見てきたんです

GMOデジロック 代表取締役社長:平岩

「24年分の声」の中には、厳しい言葉も多くありました。それでも届け続けてくれたお客様がいたから、XREAは、コアサーバーは、バリューサーバーは今の形になっています。

「正直、うちのサービスはお客様に育ててもらってきた部分が大きい。完成したものを提供してきたというより、声をいただきながらずっと直し続けてきた。その積み重ねがあって、Oneを出せる会社になれた。そこへの感謝は、新しいものを出すたびに、ちゃんと持っていたいと思っています」

「お客様のニーズがありきで、それを追い求めた結果としての会社、結果としての利益──そういう順番で考えてきました。Oneも同じです」

One レンタルサーバーは、機能を競うサービスではありません。「迷わず始められる」と「止まりにくく、戻せる」を、できるだけ当たり前のこととして届けようとしているサービスです。

強い機能より先に、入り口を整えることを選んだ──その判断の重みの背景には、長年支えてくれたお客様の声があります。

One レンタルサーバーのよくある質問

Q. 今使っているコアサーバー、バリューサーバー、XREAから、One レンタルサーバーへ移行した方がいいですか?

必ず移行する必要はありません。

現在のサービスで問題なく運用できている場合は、そのまま使い続けていただけます。

One レンタルサーバーは、これからサイトを始める方や、ドメイン取得からWebサイト公開までを迷わず進めたい方に向けた新しい選択肢です。

Q. 既存のコアサーバー・XREA・バリューサーバーからOneへの移行で注意することはありますか?

まず前提として、既存サービスからOneへ無理に移る必要はありません。

その上で移行を検討する場合は、15日間の試用期間を使って先に移行検証を始めるのが安心です。

Varnishキャッシュ(表示高速化の仕組み)の扱いにも注意してください。会員制サイトやカート機能など、ユーザーごとに表示が変わるページは設定の見直しが必要な場合があります。

Q. One レンタルサーバーはどんな人に向いていますか?

ドメイン取得から公開まで、できるだけ迷わず同じ流れで進めたい方に向いています。

逆に、細かい設定を自分で触ることに慣れた方には、既存サービス(コアサーバー・XREA・バリューサーバー)の方が合う場面もあります。

サーバーで止まらず、公開まで進んでみてください

サーバーを選ぶところで止まってしまうのではなく、作りたいサイトを公開するところまで進める。
One レンタルサーバーは、その最初の一歩を迷わず踏み出すための新しい選択肢です。

※現在お申し込みいただけるのはベーシックプランです。上位プランは順次提供予定です。

まずは、15日間無料で試す

One レンタルサーバー公式サイトをみる

Oneレンタルサーバーを先行利用レビュー記事もあわせてご覧ください。

この記事を執筆した人
原田 未来
原田 未来

GMOデジロック メディア担当
楽天市場・Yahoo!ショッピングの店舗運営を経験し、CPC広告・LP作成・SEOを学ぶ。その後、自社商品の開発のため上海へ赴任。帰国後、GMOデジロックに入社。バリューノートの立ち上げからメディアを担当し、月間30万PVまで成長させる。

Posted by admin-dev


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