ドメイン価格の値上げについて

Staff Note

いつもバリュードメインをご利用いただきありがとうございます。
バリュードメイン ドメイン管理担当でございます。

当記事は下記URLにてご案内申し上げております、2023年2月からのドメイン価格変更、ドメインご利用料金における「サービス維持調整費」導入に関するものとなります。

ドメインご契約のお手続き時の「サービス維持調整費」導入に関するご案内

【重要】2023年2月ドメイン価格についてのお知らせ

上記URL記載の通り、弊社Value-Domainでは、2023年2月より全ドメイン価格の値上げを実施しております。

まず、今回の価格変更によって、お客様へのご負担を強いてしまうことに対し、弊社一同心よりお詫び申し上げます。

今回の価格変更は、変更幅、対象ドメインとも過去最大規模のものとなっており、それによるお客様からのご意見・ご指摘を多数いただいております。

そのため弊社として可能な限りのご説明をさせていただく必要があると判断し、このメディアの場にて本心からの弊社としての考えと価格変更の経緯をお伝えさせていただきます。

ご一読いただけますと幸いです。

バリュードメインのドメイン価格設定とは

弊社はドメインサービスの提供開始以降一貫して、「リーズナブルで自由度の高い、ユーザーファーストの精神」を持って、適正な価格でのドメイン提供に努めて参りました
「リーズナブルで自由度の高い、ユーザーファーストの精神」というサービスポリシーをこれまで20年の間ずっと継続できましたのは、大切なお客様お一人お一人の支え以外に他なりません。心よりお礼申し上げます。

また、弊社ではこの方針に基づき、国内市場の水準としては最も低水準といえる、ドメイン事業の平均利益率10%強程度の価格設定にてドメインサービスの提供を続けてまいりました。

後述いたしますが、ドメイン価格は常に環境・為替変動の影響を大いに被ります。今回のドメイン価格変更前の期間におきましても、弊社にとって利益面での影響は極めて大きいながらも、「リーズナブルで適正な価格でのご提供」を方針としてドメイン値上げの判断を踏みとどまってまいりましたことをお含みおきいただけますと幸いです。

ドメイン価格の値上げについて

この度の価格変更の要因といたしましては、大きく以下の3つがございます。

  1. ドメイン仕入れ価格の上昇
  2. ドル円相場の為替変動
  3. 電気代/サーバー代/データセンター費用等その他コスト

今回のドメイン価格の値上げに至った要因についてそれぞれ詳しく説明して参ります。

ドメイン仕入れ価格の上昇

ドメインの殆どはアメリカから輸入され、物価上昇に影響されます。com/netドメインをはじめ、他海外ドメイン上位管理機関を仕入元とするドメインのほぼすべては2019年以降上昇傾向にあり、一部ドメインでは今後毎年1ドル程度の値上げを継続する仕入元もあるなど、残念ながら値上がり傾向は留まることがない状況です。

ドメイン価格の上昇につきましては「.comドメイン価格が最大70%の値上げへ!今からでもできる対策を紹介します!」で詳しく紹介しております。あわせてご確認いただけますと幸いです。

特に、comドメイン等市場全体に対する影響度の極めて大きいドメインの値上げは、弊社も例外なくその対象となり、価格維持をより困難にさせる大きな要因となりました。

為替変動

ご存じの通り、2年ほど前までは1ドル110円台の為替相場となっておりました。
しかし、昨年、特に昨年後半に1ドル150円に達することもあるなど、円安傾向はとどまることを知らず、弊社利益率では、仕入れ価格が販売価格を上回り、赤字販売を余儀なくされるTLD(トップレベルドメイン)が多数生じる状況が続いておりました

電気代/サーバー代/データセンター費用等その他コスト

電気代につきましては申し上げるまでもなく、サーバーコストやデータセンターコストもそれに伴い上昇しております。こういったコストの上昇もドメイン価格の値上げの一因となりました。

こちらに関しましては世界の情勢や半導体不足、燃料費高騰などの改善がなされ、元の状況に戻れば、もちろん、適正な価格へと変更させて頂きます。

主に上記の3点が要因となり、これ以上のドメイン価格の維持はお客様への悪影響を及ぼしかねないと判断いたしました結果、大変心苦しいながらも2月からの値上げ実施とさせていただいた次第でございます。

JPドメインの価格について

今回の価格変更に対し「JPドメインは為替影響を受けない」というご指摘につきましても、あわせてご説明申し上げます。

JPドメインの仕入れ元の、国内レジストリであるJPRS(株式会社日本レジストリサービス)は、当然のことながらその卸価格を円建てで我々指定事業者(ドメインレジストラ)に提供しており、卸からお客様へのご提供までの為替影響はございません。
しかしながら、JPドメインにおいても、その他、サービス維持コストが上昇しており、サービス全体のクオリティ維持・担保においては、今回、対象にさせていただく判断をいたしました

その分は、1月末日にリリースいたしました、JPドメインのAPI対応や新規割引など、機能追加/サービス拡充等より良いサービスを提供することでお客様への還元とさせていただきます。

また、特に複数ドメインの管理者様におかれましては、価格変更後も提供いたしております「お得意様割引」の適用等、値上げ前相当の価格でご提供も継続しておりますため、ご検討いただけますと幸いです。

ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

今後のドメイン価格と弊社の考えについて

今後のドメイン価格につきましては、最も大きな値上げ要因となった為替相場において、ある程度の円高、具体的には1年前相当の水準に戻り次第、為替影響分の再値下げを実施させていただく方向で調整を進めております。影響を被られるお客様には大変申し訳ない限りでございますが、対応確定次第速やかにご案内させていただきますため、今しばらくお待ちいただけますと誠に幸いでございます。

なお、今回の値上げは弊社の本意ではないこと、値上げにより、「より利益を稼ぐ」といった意図は全くないこと、大変恐縮ながらご理解をいただけますと幸いです。

遡れば昨年2022年の1月時点にて、直近のドメイン卸価格高騰の傾向から、すでに全面的なドメイン価格の見直しを必要とする声はございましたが、それでもドメイン管理費はお客様に最もご負担をおかけすることに他ならないという考えから、主にサーバー側におけるコスト削減等の自助努力により去年1年間はドメイン値上げの判断を踏みとどまりました。

しかし、私たちはサービス提供者として最も重要である「リーズナブルな価格設定」と「サービスクオリティの担保」の両立について、その困難さの再認識と重要な決断を昨年12月に迫られました。私たちが最も失ってはならないものはなんであるか、Value-Domainが持つ20年の歴史と弊社ドメイン管理数から想定される国内ドメイン市場への影響度も含め考慮せざるを得ない状況でした。

そこにおいて私たちは、誠に不本意ながらドメイン価格の値上げという決断をしました。卸価格高騰の状況にあっても価格競合は激化の一途を辿っている国内ドメイン市場の状況において、Value-Domainを必要とされるお客様の存在と、そのお客様より求められる、より良いドメイン管理会社としてのサービスを提供を目指すことが、結果としてお客様に価格以上の価値を提供するというValue-Domain自体の存在価値に気づかされたためでもあります。

なお、バリュードメインの「リーズナブルで自由度の高い、ユーザーファーストの精神」というサービスポリシーは、これまで20年間もそしてこれからも変わることはありません。

価格、サービス両面において可能な限り早くお客様により良いサービスを提供することを再度お約束し、改めましてこの度、ドメイン価格の値上げという形でお客様にご負担をおかけすることについては改めまして深くお詫び申し上げます。

バリュードメインはお客様、関わる方々、社会も含め、真にお役に立ち喜んでいただけるよう今後も努力してまいります。

何卒ご愛顧のほど重ねてお願い申し上げます。

 ドメイン取得ならValue Domain

Posted by admin-dev


おすすめ関連記事

service

Value Domain
ドメイン取得&レンタルサーバーなら
Value Domain
ドメイン登録実績600万件を誇るドメイン取得・管理サービスと、高速・高機能・高品質なレンタルサーバーや、SSL証明書などを提供するドメイン・ホスティング総合サービスです。
目次へ目次へ