コアサーバーv2にクリックだけで10種類の業務アプリを無料で構築する方法(第3回)

2021年12月22日User Note

この記事は、WebやAIなどの専門家不在の組織に向けて、初心者でもわかりやすい視点と、初期費用を抑えた観点から、業務効率化のヒントをお伝えする内容になります。

今回は、コアサーバーv2にクリックだけで業務アプリを構築する方法を解説します。

加えて、社内SEが社内稟議書で、オープンソースアプリを提案する場合や、フリーランスの方が顧客にコンサルティングする場合の視点に立って、提案のポイントも解説します。

第1回目の、業務アプリとコアサーバーv2に関しては、こちらからお読みいただけます。

第2回目の、業務アプリのインストールと解説に関しては、こちらからお読みいただけます。

第3回目は、次の内容を解説します。

  1. OpenCart(ネットショップ)
  2. Vtiger(CRMセールスフォース代替)
  3. Osclass(マッチングアプリ)
  4. ownCloud(クラウドストレージ)
  5. limesurvey(市場調査アプリ)

OpenCart(ネットショップ)

OpenCartとは、インターネットショッピングシステムです。

インターネット上で商品やサービスを販売することができます。

OpenCartは、多言語化対応しているため、海外向けのネットショップ運営も可能です。

OpenCartのインストール方法

①アプリ一覧画面からOpenCartのアイコンをクリックします

②このアプリケーションをインストールするリンクをクリックします。

③このままインストール可能ですが、ディレクトリ(オプション)にOpenCartと指定することで、複数のアプリケーションを管理することができおすすめです。

④管理者名やパスワードも変更せずにインストール可能ですが、忘れないように設定していただくことをおすすめします。

⑤インストールボタンをクリックするとインストールが開始されます。

⑥インストール中は、処理中と表示されます。

⑦インストールが完了したら次のような画面が表示されます。

⑧一番最初のリンクをクリックすると動作確認できます。

http://usertest.space/OpenCart/

業務アプリとしてのOpenCartを提案するコンサルティング

インターネットショッピングサイトを構築しようとすると、高いシステム構築技術が必要です。

インターネットショッピングに関わらず、金銭を扱うシステムの場合、システム内の金銭授受の整合性を保つために非常に多くの工数が必要です。

現在、実店舗のみで事業をされている企業にとって、どのインターネットショッピングアプリを利用したらよいか判断が付きません。

そうは言っても、リモートワークが主流になる今、インターネットショッピングの利用も右肩上がりが続いています。

まずは、コアサーバーv2を利用して、OpenCartをクリックだけでインストールすることで、ネットショップを始めることが可能です。

もちろん、OpenCartの利用料は無料です。


Vtiger(CRMセールスフォース代替)

Vtigerとは、世界中で300,000万社以上の企業が利用しているカスタマーリレーションシップマネジメントシステム(CRM)です。

CRM(Customer Relationship Management)とは、顧客との関係を管理するためのシステムです。

世界的に有名なCRMとしては、セールスフォース・ドットコムのセールスフォースというシステムがあります。

Vtigerは無料ですが、セールスフォースにも劣らない機能があります。

Vtigerのインストール方法

①アプリ一覧画面からVtigerのアイコンをクリックします

②このアプリケーションをインストールするリンクをクリックします。

③このままインストール可能ですが、ディレクトリ(オプション)にVtigerと指定することで、複数のアプリケーションを管理することができおすすめです。

④管理者名やパスワードも変更せずにインストール可能ですが、忘れないように設定していただくことをおすすめします。

⑤インストールボタンをクリックするとインストールが開始されます。

⑥インストール中は、処理中と表示されます。

⑦インストールが完了したら次のような画面が表示されます。

⑧一番最初のリンクをクリックすると動作確認できます。

http://usertest.space/Vtiger/

業務アプリとしてのVtigerを提案するコンサルティング

顧客が存在しない事業会社はありません。

顧客有っての事業会社です。

規模を問わず事業会社にとってCRM(Customer Relationship Management)は必須のアプリケーションです。

迷っている場合や、セールスフォース・ドットコムに依頼し、セールスフォースを有料で導入すると良いです。

もちろん、世界中の大企業で導入されているように、それ相応の費用が必要です。

費用負担や、他社のCRMとの比較の時間を考えると、Vtigerのインストールをすれば解決します。

稟議書に記載する場合も、セールスフォースの導入を見据えて、Vtigerを利用して、必要な機能の選定を行うという名目にすると良いでしょう。

もちろん、Vtigerはコアサーバーv2を契約すれば無料で利用できます。


Osclass(マッチングアプリ)

Osclassとは、マッチングアプリや出会い系アプリを構築できるシステムです。

インターネット上で物品やりとりや、人との出会いを行うことが一般的になりました。

Osclassでマッチングアプリを構築することで、アイデア次第では無限の可能性があります。

注意点として、Osclass自体の開発は終了しています。

こちらで、フォークされたOsclassは続けられています。

Osclassのインストール方法

①アプリ一覧画面からOsclassのアイコンをクリックします

②このアプリケーションをインストールするリンクをクリックします。

③このままインストール可能ですが、ディレクトリ(オプション)にOsclassのと指定することで、複数のアプリケーションを管理することができおすすめです。

④管理者名やパスワードも変更せずにインストール可能ですが、忘れないように設定していただくことをおすすめします。

⑤インストールボタンをクリックするとインストールが開始されます。

⑥インストール中は、処理中と表示されます。

⑦インストールが完了したら次のような画面が表示されます。

⑧一番最初のリンクをクリックすると動作確認できます。

http://usertest.space/Osclass/

業務アプリとしてのOsclass(マッチングアプリ)を提案するコンサルティング

Osclass(マッチングアプリ)は初期のジモティーでも利用されていました。

ジモティーは、近所の人と物品やサービスのやり取りをおこなうマッチングアプリです。

マッチングアプリとしては、自動車のカーシェアや、スペースのシェアリング、スキルのマッチングアプリなどアイデア次第では様々な利用が可能です。

Osclass(マッチングアプリ)は、出会い系アプリとしても活用が可能です。

出会い系アプリと言ってもアダルトサイトではなく、投資して欲しい人と、投資したい人を紐付けることも可能です。

また、事業会社の事業内容によっては、自社の商品を新しいアイデアで活用したい人とのマッチングアプリとして構築することも可能です。


ownCloud(クラウドストレージ)

ownCloudとは、クラウドストレージです。

クラウドストレージとは、GoogleDriveやMicrosoftOneDriveやAppleiCloudなどの無料で開始できるクラウドストレージと同じ利用が可能です。

GoogleDriveやMicrosoftOneDriveやAppleiCloudでも良いのですが、どのサービスも海外のサーバにデータを保管することになります。

海外とのインターネットが切断されると利用できませんし、アカウントが凍結されても利用できなくなります。

ownCloudであれば、国内のサーバーに安全にデータを保管することができます。

ownCloudのインストール方法

①アプリ一覧画面からownCloudのアイコンをクリックします

②このアプリケーションをインストールするリンクをクリックします。

③このままインストール可能ですが、ディレクトリ(オプション)にownCloudと指定することで、複数のアプリケーションを管理することができおすすめです。

④管理者名やパスワードも変更せずにインストール可能ですが、忘れないように設定していただくことをおすすめします。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-15.png

⑤インストールボタンをクリックするとインストールが開始されます。

⑥インストール中は、処理中と表示されます。

⑦インストールが完了したら次のような画面が表示されます。

⑧一番最初のリンクをクリックすると動作確認できます。

http://usertest.space/ownCloud/

業務アプリとしてのownCloudを提案するコンサルティング

ownCloudを業務アプリとして利用するには、GoogleDriveやMicrosoftOneDriveやAppleiCloudのデメリットを明確に理解する必要があります。

GoogleDriveやMicrosoftOneDriveやAppleiCloudのデメリット

  1. 一定量以上は有料
  2. 海外とのインターネットが切断されると利用できない
  3. アカウントが凍結されると利用できない
  4. 海外の法律に照らし合わせた対応によりファイルを閲覧削除される
一定量以上は有料

GoogleDriveやMicrosoftOneDriveやAppleiCloudを利用すると、当然一定量以上は有料になります。

有料になったときに困るのが移行です。

有料になる時点で数GBのデータが存在します。

有料になったからと言っていきなり数GBのデータを手元に保存する手間や、他社サービスに移行する手間は膨大です。

海外とのインターネットが切断されると利用できない

もし、海外とのインターネットが切断されたらGoogleDriveやMicrosoftOneDriveやAppleiCloudの利用ができなくなります。

アカウントが凍結されると利用できない

割とある話として、アカウントが凍結されると利用できません。

海外の法律に照らし合わせた対応によりファイルを閲覧削除される

日本国内では問題ないデータであっても、サービス提供元の国内法に違反しているデータは削除されます。

また、サービス提供元の政府からは、内容を閲覧されることを前提に考えたほうが良いです。

ownCloudをコアサーバーv2で利用すれば、他社クラウドストレージのデメリットを一気に解決できます。

もちろん、ownCloudの利用料は無料です。


limesurvey(市場調査アプリ)

limesurveyとは、高機能Webアンケートシステムです。

高機能Webアンケートシステムというのは、市場調査マーケティングを行うシステムとしても利用可能です。

limesurveyのインストール方法

①アプリ一覧画面からlimesurveyのアイコンをクリックします

②このアプリケーションをインストールするリンクをクリックします。

③このままインストール可能ですが、ディレクトリ(オプション)にlimesurveyと指定することで、複数のアプリケーションを管理することができおすすめです。

④管理者名やパスワードも変更せずにインストール可能ですが、忘れないように設定していただくことをおすすめします。

⑤インストールボタンをクリックするとインストールが開始されます。

⑥インストール中は、処理中と表示されます。

⑦インストールが完了したら次のような画面が表示されます。

⑧一番最初のリンクをクリックすると動作確認できます。

http://usertest.space/LimeSurvey/

業務アプリとしてのlimesurveyを提案するコンサルティング

事業会社内で、ネットショップを運営したり、会員管理を行っている場合、市場調査を行うリストが存在していると思います。

顧客リストが存在するが、その先にどのような動きをしたらよいかわからないことは一般的です。

そんなとき、limesurveyを利用することで、アンケートや、市場調査マーケティングをすることが可能です。

もちろん、limesurveyは無料で利用できます。


まとめ

今回は、コアサーバーv2を利用して業務アプリの代替アプリとなる無料のオープンソースアプリケーションの利用と、社内稟議書やフリーランスがコンサルティングする上での考え方を紹介しました。

OpenCart(ネットショップ)では、海外含め多言語化したオリジナルネットショップの構築が可能でした。

Vtiger(CRMセールスフォース代替)では、セールスフォース導入前に、無料でカスタマーリレーションシップマネジメントシステムの構築が可能でした。

Osclass(マッチングアプリ)では、マッチングアプリや出会い系アプリの構築が可能でした。

ownCloud(クラウドストレージ)では、他社や他国の事情に影響されない状態で、クラウド上で大切なデータを管理可能でした。

limesurvey(市場調査アプリ)では、保有している顧客リストを活用した市場調査マーケティングが可能でした。

どのサービスもコアサーバーv2を利用すればクリックだけでインストール可能ですので、ぜひお試しください。

第1回目の、業務アプリとコアサーバーv2に関しては、こちらからお読みいただけます。

第2回目の、業務アプリのインストールと解説に関しては、こちらからお読みいただけます。

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ユーザーノートの記事は、弊社サービスをご利用のお客様に執筆いただいております。

執筆者:中本 賢吾様

アジマッチ有限会社(https://asimatch.com) 社長。基幹システムと連携したWebサービス開発から、AIを利用した機械学習の設計、開発、人材育成まで幅広い業務実績。最近は、スタートアップ企業のマネジメント業務のお声がけいただくことが多いです。

Posted by admin-dev


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