VPN接続とは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説

公衆Wi-Fiでの通信保護や海外からのアクセス、テレワーク時の社内接続など、幅広い場面で活用されているのがVPN接続です。
「VPNの仕組みがよく分からない」「導入したいけれど通信内容や位置情報がバレないか不安」という人も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、VPN接続の仕組みや種類、メリット・デメリットから、通信がバレるかどうかまで、初心者にも分かりやすく解説していきます。
Windows・Mac・iPhone・Androidでの接続方法や、自分に合ったVPNの選び方も紹介しているので、これからVPNを使ってみたいと考えている人はぜひ参考にしてください。
VPN接続とは?
VPNとは「Virtual Private Network(バーチャル・プライベート・ネットワーク)」の頭文字を取った言葉です。
VPNは、一般的なインターネット回線を利用して作る仮想のプライベートネットワークのことで、通信データを暗号化することで、第三者から見られるリスクを大幅に下げられます。
リモート環境であっても社内ネットワークにアクセスができるようになるので、テレワークなど場所に縛られない自由な働き方をするのに役立ちます。
VPNが普及する前は物理的な専用線を導入しなければプライベートなネットワークを利用できませんでしたが、VPNによって低コストで独自回線を利用できるようになりました。
VPN接続の仕組みをわかりやすく解説

VPN接続は特定のユーザーのみが利用できる仮想ネットワークを構築し、通信内容を暗号化する仕組みになっています。
トンネリングという技術を使用してデータのやり取りを行うことで、第三者の目に触れずにインターネット通信を行うことが可能です。
例えるとインターネットの中に特定の人しか通れないトンネルを作るようなイメージで、高いセキュリティを保つことができます。
VPNを活用することで自宅でも社内のネットワークを利用できるため、自社のセキュリティ対策としてVPNを導入するのも良いでしょう。
VPNで使われる主なプロトコルの種類
VPN接続にはいくつかの「プロトコル(通信規格)」があり、代表的なものに「L2TP/IPsec」「PPTP」「IKEv2/IPsec」「OpenVPN」の4つが挙げられます。
プロトコルによって暗号化の強度や通信速度、対応デバイスが異なるため、利用目的に合わせて選ぶことが重要です。
- L2TP/IPsec
- PPTP
- IKEv2/IPsec
- OpenVPN
L2TP/IPsec
L2TPというトンネリングプロトコルと、IPsecという暗号化技術を組み合わせたVPNプロトコルです。
多くのOSに標準搭載されている定番の組み合わせで、比較的安全性が高いのが特徴です。
ただし二重にカプセル化を行う分、他のプロトコルに比べて通信速度がやや低下する場合があります。
PPTP
古くから利用されているVPNプロトコルで、設定が簡単で通信速度も速いのがメリットです。
一方で暗号化強度が低く、現在ではセキュリティ面での脆弱性が指摘されているため、重要な通信での利用にはおすすめできません。
IKEv2/IPsec
通信が切断されても自動的に再接続する機能に優れており、Wi-Fiとモバイル回線を行き来するスマートフォンとの相性が良いプロトコルです。
暗号化強度と通信速度のバランスが良く、近年主流になりつつあります。
OpenVPN
オープンソースで開発されているプロトコルで、多くのVPNサービスが採用しています。
高い安全性とカスタマイズ性を両立していますが、専用ソフトのインストールが必要になる場合がある点は留意しておきましょう。
VPNと専用線との違い

| VPN | 専用線 | |
|---|---|---|
| 回線利用 | 複数人で共有する一般的なインターネット回線を利用 | 物理的に1人で占有するインターネット回線を利用 |
| 通信環境 | 一般回線の影響を受ける | 常に安定した速度で通信可能 |
| コスト | 初期費用・維持費が安い | 初期費用・維持費が高い |
| 拡張性 | 簡単 | 難しい |
| 運用 | 社内での管理が必要 | 提供業者に任せられる |
VPNと専用線との違いについて、上記の表で比較を行いました。
VPNは既存回線を利用するため、導入コストを安くできたり複数の拠点で利用することが可能です。
専用線は常に安定した速度で利用できるのがメリットですが、導入コストの高さや1拠点でしか利用できないのがデメリットだと言えるでしょう。
VPNと専用線の違いを理解して、どちらを自社に導入するかの参考にしてみてください。
VPNの種類
| インターネットVPN | IP-VPN | 広域イーサネット | |
|---|---|---|---|
| 通信環境 | 速度が不安定 | 高速で安定 | 高速で安定 |
| 安全性 | 低い | 高い | 高い |
| コスト | 安い | 高い | 高い |
| 拡張性 | 低い | 低い | 高い |
VPNの種類について上記の表にまとめました。
それぞれ通信品質や導入コストが異なるので、自社に合ったVPNを選ぶのがポイントです。
ここからそれぞれのVPNについて詳しく解説していきます。
インターネットVPN
インターネットVPNとは公衆インターネット上に仮想のネットワークを構築することです。
普段お使いのインターネット回線があれば、VPN機器(ルーター)の設定を行うだけでプライベート回線を利用できるのが特徴となります。
低コストでの導入が可能なので、なるべく初期費用を抑えてVPN接続を行いたい方にはおすすめです。
ただし通信速度の低下や外部からのデータの盗み見などのデメリットもあるため、通信品質や安全性を考慮するのであればIP-VPNや広域イーサネットの方が優勢になります。
IP-VPN
IP-VPNとは、通信事業者が所有する閉鎖IP網を使用したプライベートネットワークのこと。
公衆インターネットを利用するインターネットVPNに比べてセキュリティリスクを軽減できるのが特徴です。
通信速度が高速で安定していることも特徴で、VPN接続を行ったとしても快適なインターネット利用ができるでしょう。
ただし、インターネットVPNと比べて導入にかかるコストが高くなってしまう点は注意が必要です。
広域イーサネット
広域イーサネットとは、通信事業者が独自に用意した閉鎖回線網を利用したVPN接続のことです。
IP-VPNとの共通点が多いですが、違いは使用するプロトコルになります。
IP-VPNはIPプロトコルを使用するのに対して、広域イーサネットは多様なルーティングプロトコルを使用することが可能です。
そのため、広域イーサネットは柔軟なカスタマイズが可能であるということが言えるでしょう。
ただし設定が複雑になってしまうため、なるべくシンプルにVPNの設定を行いたいという人にはIP-VPNをおすすめします。
VPN接続のメリット5つ
- 通信内容を暗号化することで安全に通信ができる
- リモートで社内環境へのアクセスが可能
- 低コストでの導入が可能
- 公衆Wi-Fiを安全に利用できる
- 所在国以外の情報にアクセス可能
VPN接続のメリットは上記5つ。
安全性を保った状態で通信ができる点や、低コストで導入ができる点がVPNの利点となっています。
ここからそれぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
通信内容を暗号化することで安全に通信ができる
VPN接続を利用することで通信内容を暗号化して安全なインターネット利用ができるようになります。
トンネリングという技術を活用することで、特定のユーザーしか利用できない回線をインターネット上に構築することができるからです。
さらに通信内容を無意味な文字列に置き換える暗号化を組み合わせることで、仮に通信が読み取られたとしても情報漏えいしないようになっています。
自社のインターネットを利用することによるセキュリティリスクを減らしたいと考えているのであれば、VPN接続を利用するのがおすすめです。
リモートで社内環境へのアクセスが可能
VPN接続を利用することで、リモート環境であっても社内回線へアクセスすることが可能です。
遠隔操作でVPN接続にアクセスすることができるため、拠点が複数ある場合などでもプライベート回線を利用できます。
最近ではテレワークを導入している企業も多いと思いますが、リモートでも社内ネットワークを利用できるのはメリットだと言えるでしょう。
海外に拠点を持っている企業やテレワークを導入している会社にもVPN接続はおすすめです。
低コストでの導入が可能
VPNは専用ネットワークに比べて低コストで導入することが可能です。
VPN接続は既存のインターネット回線を利用するため、運用コストやルーターなどの費用を抑えることができます。
以前は物理的な専用ネットワークを構築する必要がありましたが、VPNの技術が導入されてからは安価にプライベート回線を利用できるようになりました。
できるだけ初期費用を抑えてプライベート回線を導入したいと考えているのであれば、VPN接続を利用するのがおすすめです。
公衆Wi-Fiを安全に利用できる
VPNを使用することで、カフェなどの公衆Wi-Fiを安全に利用することができます。
インターネットトラフィックを暗号化して通信することができるため、第三者から盗み見られるリスクを大幅に減らせます。
リモートワークなどで飛行機やカフェなどの公衆Wi-Fiを頻繁に利用する人にとってはVPNは非常に便利なシステムだと言えるでしょう。
あなたが頻繁に公衆Wi-Fiを利用するのであれば、VPNを導入することがセキュリティ向上につながる可能性が高いです。
所在国以外の情報にアクセス可能
VPNを利用することで、所在国以外の情報にアクセスすることが可能になります。
所在国によってはアクセスができない国内外コンテンツが存在するため、VPNを利用することで所在国にしばられずにアクセスを行うことが可能です。
例えばあなたが海外出張をしている場合、海外IPでは下記のようなコンテンツにアクセスすることができなくなってしまいます。
- Prime Video
- Hulu
- U-NEXT
- ABEMA
- ハンゲ
VPNで国内サーバーからアクセスを行えば、海外にいたとしても上記のようなコンテンツにアクセスすることが可能です。
なお、利用するサービスの規約で地域制限の回避が禁止されているケースもあるため、利用前に各サービスの規約をご確認ください。
VPN接続の主な利用シーン
VPN接続は具体的にどのような場面で活用されているのでしょうか。
ここではVPNが実際に役立つ代表的な4つの利用シーンを紹介します。
- テレワーク・在宅勤務での社内アクセス
- 海外出張・海外拠点からのアクセス
- カフェや空港など公衆Wi-Fi利用時
- 所在国以外の動画・配信サービスの視聴
テレワーク・在宅勤務での社内アクセス
自宅や外出先からでも、VPNを経由すれば社内ネットワークにあるファイルサーバーや基幹システムへ安全にアクセスできます。
出社しなければ閲覧できなかった資料にもリモートで対応できるため、働き方の柔軟性が高まります。
海外出張・海外拠点からのアクセス
海外拠点や出張先からでも、日本国内にいるのと同じ感覚で社内システムを利用できます。
拠点間の通信も暗号化されるため、海外との情報のやり取りにおけるセキュリティリスクを下げられます。
カフェや空港など公衆Wi-Fi利用時
誰でも使える公衆Wi-Fiは通信内容を盗み見られるリスクがありますが、VPNを利用すれば通信が暗号化されるため安全性が高まります。
外出先で業務用のメールや資料を扱う機会が多い人ほど、公衆Wi-Fi利用時のVPN活用がおすすめです。
所在国以外の動画・配信サービスの視聴
前述の通り、VPNを使えば所在国以外のサーバーを経由してアクセスできるため、海外滞在中でも日本向けの動画配信サービスなどを利用できる場合があります。
ただし利用するサービスの規約によっては禁止されているケースもあるため、事前に確認しておくと安心です。
VPN接続のデメリット3つ
- 情報漏えいのリスクがゼロではない
- 通信速度が遅くなることがある
- VPN製品によってはコストが高くなる
VPN接続のデメリットは上記3つ。
情報漏えいのリスクを完全に0にはできない点や、通信速度の低下などがあげられます。
ここからそれぞれのデメリットについて詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
情報漏えいのリスクがゼロではない
VPN接続は安全性の高い通信手段ではありますが、セキュリティリスクが完全にゼロではありません。
環境設定や利用機器のアップデートが定期的に行われていないと、情報漏えいなどのセキュリティ事故が発生する可能性があります。
VPN接続がセキュリティレベルの高い通信方法だったとしても、適切な環境設定や従業員のセキュリティ意識の向上は必須となるでしょう。
プライベート回線を利用したとしても情報漏えいのリスクは残っているという認識を持つようにしてください。
通信速度が遅くなることがある
VPN接続を利用することによって通信速度が遅くなる可能性があります。
VPNは公衆のインターネット回線を利用してプライベート環境を構築するため、利用する時間帯や混雑状況によっては通信速度が低下することも。
通信速度は契約している回線によって変わるため、事前に通信速度が高速の回線であるかどうかは確認しておくようにしましょう。
せっかくVPNを導入したとしても、通信速度が遅ければ業務に支障をきたす可能性もあるので注意が必要です。
VPN製品によってはコストが高くなる
VPN接続を利用するためのサービスや製品によっては導入コストが高くなってしまう可能性もあります。
回線の安定性やトラブル発生時のサポート体制を重視するのであれば、価格だけで利用するサービスを決めるのはおすすめできません。
便利な機能が搭載されている製品は数多くありますが、不必要な機能があったとしても利用しなければ割高になってしまうでしょう。
事前にどれくらいの機能やサービスが必要なのかを決めておき、自社に必要な内容を把握しておくのが大事です。
VPN接続はバレる?プロバイダ・第三者から見える範囲
VPN接続をしていても、通信内容や利用状況が完全に「誰にも一切わからない」状態になるわけではありません。
どこまでが見えて、どこからが見えないのかを正しく理解しておくことで、安心してVPNを活用できます。
- ISP(プロバイダ)側から通信内容は見える?
- VPN業者側にログは残る?
- 位置情報はバレる?
- VPNを利用していること自体はバレる?
ISP(プロバイダ)側から通信内容は見える?
自宅や会社が契約しているインターネットプロバイダ(ISP)からは、VPN接続によって暗号化された通信の「中身」までは見ることができません。
ただし、どのVPNサーバーと通信しているかという接続先の情報自体は、ISP側からある程度把握できてしまいます。
通信内容そのものは保護されると考えて問題ありませんが、「VPNを使っている」という事実まで完全に隠せるわけではない点は理解しておきましょう。
VPN業者側にログは残る?
多くのVPNサービスでは、接続元IPアドレスやアクセス日時などの接続ログが一定期間サーバー側に記録されています。
「ノーログポリシー」を掲げているVPNサービスであっても、障害対応や不正利用防止のために最低限の接続情報を保持しているケースは少なくありません。
捜査機関からの開示請求など法的な手続きがあった場合には、VPN業者側が保有するログが開示される可能性があることも覚えておいてください。
位置情報はバレる?
VPN接続によってIPアドレスが変わるため、IPアドレスから推定される大まかな位置情報(国や地域)はVPNサーバーの所在地に置き換わります。
一方で、スマートフォンのGPS機能や位置情報サービスがオンになっている場合、アプリによっては端末の実際の位置情報を取得できてしまうことがあります。
VPNはあくまで通信経路上の位置情報を隠す仕組みであり、端末のGPSによる位置情報とは別物という点に注意しましょう。
VPNを利用していること自体はバレる?
接続先のWebサービスやシステム側から見ると、アクセス元のIPアドレスがVPNサービス事業者のものであることは、多くの場合検出可能です。
一部のサービスでは、VPN経由と判定した通信を制限・ブロックする仕組みを導入していることもあります。
「VPNを使っていること自体を完全に隠したい」というよりも、「通信内容を第三者から保護する」ことがVPNの本来の役割だと理解しておくとよいでしょう。
VPN接続のやり方
- Windows11でのVPN利用方法
- Mac OSでのVPN利用方法
- iPhoneでのVPN利用方法
- AndroidスマホでのVPN利用方法
VPN接続の利用方法について上記4つのデバイス毎に解説します。
使用するデバイスによってVPN接続の方法が異なるので、お使いの機器に合わせて設定を行ってください。
ここからそれぞれのやり方について詳しく解説していきます。
Windows11での利用方法
「スタート」ボタンをクリックして「設定」と入力します。
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「VPN」→「VPN接続を追加する」を選択してください。
「VPN接続を追加する」画面で以下の設定を行います。
- 「VPNプロバイダー」で「Windows(ビルトイン)」を選択
- 「接続名」ボックスに認識しやすい名前を入力
- 「サーバー名またはアドレス」ボックスにVPNサーバーのアドレスを入力
- 「VPNの種類」で作成するVPN接続の種類を選択
- 「サインイン情報の種類」で使用するサインイン情報の種類を選択
すべての設定が完了したら「保存」を選択してください。
上記の設定が完了したら、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「VPN」を選択します。
使用するVPN接続の横にある「接続」をクリックしてください。
Macでの利用方法
「アップルメニュー」→「システム設定」→「ネットワーク」を選択してください。
右下の「…」(その他オプション)をクリックして、「VPN構成を追加」を選択し、VPN接続のタイプを選択します。
表示される設定画面で以下の項目を選択します。
- 表示名に任意の名前を入力
- 必要なVPNの設定情報を入力
すべての項目が完了したら「作成」ボタンをクリックしてください。
サーバーアドレスとアカウント名を入力します。
「認証設定」をクリックして指定された情報を入力してください。
最後に「作成」ボタンをクリックすればMacでのVPN設定は完了です。
iPhoneでの利用方法
設定アプリを開き、「一般」→「VPNとデバイス管理」をタップします。
一番上に表示される「VPN」→「VPN構成を追加…」をタップしてください。
VPN接続に必要な下記の項目を入力します。
- タイプ
- 説明
- サーバ
- リモートID
- ローカルID
- ユーザ名
- パスワード
入力が完了したら右上の「完了」をタップしてください。
接続が追加されればVPN接続のオン/オフを切り替えられるようになります。
Androidスマホでの利用方法
Androidスマホで設定アプリを開きます。
「ネットワークとインターネット」→「VPN」をタップしてください。
右上にある追加アイコン「+」をタップします。
管理者から提供された情報を入力してください。
「保存」をクリックすればVPNを追加することが可能です。
後は「ネットワークとインターネット」→「VPN」から目的のVPNをタップして、
- ユーザー名
- パスワード
を入力してから「接続」をタップすればVPN接続を利用できます。
VPN接続に関するQ&A
- VPNの設定をオフにするとどうなる?
- iPhoneで勝手にVPN接続されるときの対処法は?
VPN接続に関してのよくある疑問は上記の通りです。
ここからそれぞれの項目に関して詳しく解説していきます。
VPNの設定をオフにするとどうなる?
VPN設定をオフにすることで、
- IPアドレスなどのユーザー情報を読み取られる可能性がある
- 個人情報漏えいのリスクがある
- セキュリティ対策が低下する
などのリスクが生じます。
特にカフェなどの公衆Wi-Fiを利用する場合にはセキュリティリスクが高くなってしまうため、VPN設定をオンにした方が安全にインターネットを利用できるでしょう。
iPhoneで勝手にVPN接続されるときの対処法は?
iPhoneにセキュリティアプリやVPN関連のアプリをインストールしている場合、自動的にVPN接続される可能性があります。
そのため、対象となるアプリを開いてVPN接続に関する設定をオフにしてみてください。
また、登録されているVPN接続を削除することで解決する可能性もあります。
- 「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」をタップする
- 「VPN」の横にある「i」のマークをタップして「VPNを削除」をタップする
上記の手順でVPN接続を削除できるので、試してみてください。
VPNの選び方
VPN接続を導入する際は、価格だけでなく複数のポイントを比較した上で自社に合ったサービスを選ぶことが大切です。
ここでは、VPNサービスを選ぶ際にチェックしておきたい代表的な5つのポイントを紹介します。
- セキュリティ対策の充実度
- 通信速度・安定性
- サポート体制
- 導入・運用コスト
- 対応デバイス・拠点数
セキュリティ対策の充実度
暗号化方式や認証方式がどれだけ強固か、脆弱性への対応が迅速に行われているかを確認しましょう。
前述の通りログの取り扱い方針もサービスによって異なるため、事前にプライバシーポリシーを確認しておくと安心です。
通信速度・安定性
VPNを経由することで多少の速度低下は避けられませんが、サービスによって体感速度には差があります。
無料トライアルなどを活用して、実際の業務で問題なく使える速度が出るか事前に確認しておくのがおすすめです。
サポート体制
接続トラブルが発生した際に、迅速に対応してもらえるサポート体制が整っているかも重要な判断材料です。
特に法人利用の場合は、電話やチャットでの日本語サポートの有無を確認しておくと安心です。
導入・運用コスト
初期費用や月額料金だけでなく、利用人数や拠点数が増えた際の追加費用も含めてトータルコストを比較しましょう。
必要な機能が過不足なく揃っているプランを選ぶことで、無駄なコストを抑えられます。
対応デバイス・拠点数
パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットなど、業務で使用するデバイスに対応しているかも確認しておきましょう。
複数拠点での利用を予定している場合は、同時接続数の上限も事前にチェックしておくことが大切です。
コストを抑えたい場合は無料VPNサービスを検討することもあるかもしれませんが、無料VPNは通信ログの収集・広告表示・通信速度の制限といったリスクを伴うケースがあります。利用する際は、事前に利用規約やプライバシーポリシーを確認しておくことをおすすめします。
なお、VPN接続を活用して固定IPアドレスを取得する方法もあります。詳しくは「固定IPとは?仕組み・動的IPとの違い・メリットデメリットをわかりやすく解説」をご覧ください。
まとめ:VPN接続の仕組みを知って正しく利用しましょう
ここまでVPN接続の仕組みやメリット・デメリットについて詳しく解説してきました。
VPN接続とは「Virtual Private Network」の頭文字を取った言葉で、一般的なインターネット回線を利用して作る仮想のプライベートネットワークのことです。通信データを暗号化することで、第三者から見られるリスクを大幅に下げられます。
リモート環境であっても社内ネットワークにアクセスすることができるので、テレワークなど場所に縛られない働き方をするのに役立つでしょう。
なお、VPNは通信経路を保護するための技術であり、ウイルス対策ソフトなど他のセキュリティ対策を代替するものではありません。VPNと合わせて総合的なセキュリティ対策を行うことで、より安全な環境を構築できるでしょう。
VPN接続の仕組みを理解し、社内ネットワークの安全性を高めることに役立てもらえると幸いです。
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