写真保存におすすめなクラウドサービス5選【Googleフォトの無制限保存が終了・有料化】

2021年7月28日トレンド

写真保存におすすめなクラウドサービス5選【Googleフォトの無制限保存が終了・有料化】
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Googleフォトが終了したとか、有料化したという話を聞いたのですが、困りますね…。
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Googleフォト自体は利用可能ですが、無料で使える容量がかなり少なくなったんです
でも、かわりとなるクラウドやストレージがありますよ。

Googleフォトは、写真や動画を保存できるクラウドサービス。これまでは一定条件のもとで容量無制限だったため、愛用している方も多いかもしれません。

そこで今回、代替のストレージとしておすすめな「Nextcloud」を実際に使ってみました。その他のクラウドとも比較しながら、以下の内容をお伝えしていきます。

  • Googleフォトの無制限終了・有料化とは
  • 写真の保存方法・ストレージおすすめ5選を徹底比較
  • Nextcloudで写真を保存する方法【実際の画像あり】

この記事を読めば、ご自身の条件に合うクラウドサービスがきっと見つかります。大切な写真データを安心して預けられるように、ぜひ参考にしてください。

Googleフォトの無制限保存終了・有料化の概要

Googleフォトの無制限アップロード終了とは

Googleフォトでは、保存できる画質を「高画質」と「元のサイズ」から選択できます。高画質は、写真だと1600万画素までアップロードが可能。2021年5月までは、無料で以下の容量まで保存することができました。

  • 高画質:容量無制限(無料)
  • 元のサイズ:容量15GBが上限

しかし、2021年6月1日以降は、高画質であっても上限15GBへ変更となっています。実質的に「無料での容量無制限は終了」となりました。

さらに、その容量制限はGoogleフォトだけではなく、GoogleドキュメントやGmailも含めて合計15GBまで。Googleフォトは、Googleアカウントに紐付けられるためです。

とは言え、Googleフォトをまったく使えなくなるわけではありません。有料プランのGoogle Oneを使えば15GB以上保存することも可能。しかし、無制限ではありません

Google Oneの料金や容量については、本記事内で後述しますので、参考にしてください。

Googleフォトに今まで保存した画像はどうなる?

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すでにGoogleフォトに保存している画像は、どうなってしまうのでしょうか?
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2021年5月までに「高画質」で保存した写真は、6月以降も容量のカウント対象外となります。つまり、15GBを超えていたとしても、データはそのまま残り続けるということです。

「元のサイズ」で保存したものは、元々15GB上限の中に含まれているため、引き続きGoogleアカウントの容量のカウント対象となります。

Googleフォトにかわる写真保存の方法5選【クラウド・ストレージ比較】

  Nextcloud
ownCloud
Google One Amazon Photos iCould Dropbox
無料の容量 無制限
※サーバーの空き容量が上限
15GB 5GB 5GB 2GB
50GB       130円/月  
100GB   250円/月 250円/月    
200GB       400円/月  
1TB     1,300円/月    
2TB   1,300円/月   1,300円/月 ・個人プラン:
1,500円/月
無制限 無料
※別途サーバー代あり
  600円/月
(Amazonプライム料金)
写真のみ無制限
※動画は5GBまで
   
特徴 ・アカウントがない人にも共有可能
・PCとスマホで同期可能
・有料プランは家族最大5人と共有可能
・写真・動画など自動保存
・動画の追加容量は別料金 ・iTunesのコンテンツは、容量カウントの対象外
・家族5人まで共有可能
・アカウントがない人にもデータ共有可能
・使えるデバイス数は無限
・有料プランは30日間のデータ復元が可能

Googleフォトにかわる代表的なストレージ5つを比較してみました。各社とも無料で使える容量のほか、有料プランが設定されています。

ただし有料でも容量の上限はあり、無制限で使えるのは「Nextcloud」と「Amazon Photos」の2つのみです。以下、各社の特徴を簡単に紹介していきます。

1. Nextcloud / ownCloud

Nextcloud / ownCloudは、サーバーにインストールするタイプのオンラインストレージです。

費用はサーバー代のみで、低価格帯のプランなら月額数百円でも利用可能。すでにブログやWebサイトを運営している場合は、契約中のサーバーにインストールすれば、追加費用がかかりません。

さらに、Nextcloud自体は無料で使えて、容量の上限がないのでお得。(サーバーの空き容量が上限となるため、契約しているサーバーのプランにより、使える容量は異なります。)

無制限プランがないクラウドサービスもあるので、容量無制限を条件とする場合は、Nextcloudがおすすめです。

また、Nextcloudのアカウントを持っていない相手にも、ファイルを共有できます。

下記ではNextcloudについてより詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。

2. Google One

Google Oneは、Googleアカウントに紐付けられるストレージ。Googleフォトのほか、GoogleドキュメントやGmailも含めて、合計の容量でカウントされます。

無制限のプランはなく、2TBだと月額1,300円となります。

3. Amazon Photos

Amazon Photosは、Amazonアカウントを使用するストレージです。誰でも無料で5GBまで利用可能プライム会員になっていると、写真は追加費用なしで容量無制限となります。

上の表の容量無制限の価格は、プライム会員の料金です。すでに会員になっている場合、無料でAmazon Photosを利用できるのは大きいですね。

ただし、容量無制限になるのは写真の保存のみ。プライム会員であっても、動画の保存容量は5GBまでです。5GBを超えて動画を保存したい場合は、プライム会員費とは別に追加料金を払う必要があります。

4. iCould

iCouldはiPhone利用者なら馴染みのあるストレージ。無料で5GBまで使えます。iTunesのコンテンツは容量のカウント対象外となるのもポイントです。

ただし容量無制限プランはなく、2TBで月額1,300円。金額的にはGoogle Oneと同等です。

5. Dropbox

Dropboxは無料の容量が少なく、2GBまでとなっています。2TBの料金は、個人プランで月額1,500円。他のサービスよりも、やや割高です。

そのかわり、有料プランでは30日間のデータ復元が可能というメリットもあります。

【実体験】写真はレンタルサーバー&Nextcloudで保存できる!

前述したように、容量無制限で使うなら、Nextcloudに写真を保存するのがおすすめです。今回、実際にスマホからNextcloudに写真をアップしてみました。その様子を、画像をまじえてお伝えします。

1. アルバムからアップロードする写真を選択

2. 「共有」でNextcloudを選択

アップロードはこれだけで完了。簡単ですね。

写真をすべて保存したい場合には、Nextcloudのメニューから「自動アップロード」を設定すればOKです。

※事前にNextcloudのアプリインストールが必要です。インストール後の準備については、本記事内で後述しているので、ご参照ください。

3. Nextcloudのアプリを開いて写真を見る

アプリを開いてみると、上記のようにきちんと写真が入っていました。

もちろんPCからも同じデータにアクセスできます。

PCとスマホを瞬時に同期できる上に、容量無制限写真だけでなく、動画やテキストファイルなど何でも保存できるので、かなり便利だと感じました。

実際に使用するための具体的な準備は、次の章でお伝えします。

Nextcloudで写真を保存する方法

Nextcloudに写真を保存するには、以下3つの準備が必要です。

  1. レンタルサーバーの申込み
  2. サーバーにNextcloudの導入
  3. Nextcloudのアプリをインストール

ここでは、弊社レンタルサーバー「コアサーバー」の利用を想定して、流れを説明していきます。

1. レンタルサーバー「コアサーバー」申込み方法

コアサーバーの申込みは、以下の手順で進めていきましょう。

  1. バリュードメインのユーザー登録
  2. コアサーバーのプラン選択
  3. コアサーバーのお試し登録

サーバーのプランを選ぶ基準は、ストレージの容量です。iPhone12で撮った写真が1枚1MBとすると、保存枚数の目安は以下のようになります。

プラン 月額料金
(税込)
容量 写真保存枚数
(目安)
CORE-X 390円~ 400GB 約40万枚
CORE-Y 690円~ 600GB 約60万枚
CORE-Z 1,990円~ 900GB 約90万枚

400GBのCORE-Xなら、200GBで月額400円のiCould(Apple)よりも安くてお得

1日100枚撮ったとしても、写真だけで40万枚(400GB)に到達するには、10年ほどかかります。写真以外に動画なども保存する場合は、より容量の多いプランを選ぶのも1つの方法です。

プランを選んだら、お試し登録をしてコアサーバーの申込みは完了です。

詳しい説明は「コアサーバーのお申込みとその流れ」に記載していますので、ご参照ください。

2. Nextcloud / ownCloud の導入方法

次に、レンタルサーバーへNextcloudをインストールします。以下の順番で進めていきましょう。

  1. コアサーバーのコントロールパネルにログイン
  2. 「ツール」から「アプリ・ブラウザ」を選択
  3. 「Nextcloud Hub」を選択してインストール
  4. ユーザー名等を設定して「インストール」をクリック
  5. インストール先のURLをクリック
  6. ログイン情報を入力して「ログイン」する

以上でサーバーへのNextcloudの導入が終了。管理画面にログインできるようになります。

サーバーによっては設定が難しい場合もあるので、事前に確認してみてください。その点、コアサーバーであれば上記のように手軽にできます。

詳しい手順は「Nextcloud Hubのインストール」のページで紹介しているので、ご覧ください。

3. Nextcloudのアプリをインストール

スマホから写真をアップロードする場合は、スマホにアプリを入れておきます。

  1. Nextcloudのアプリをインストール・起動
  2. ドメイン・ユーザー名・パスワード等を入力
    (Nextcloudの導入方法の手順4で設定した内容)

スマホの準備はこれだけで完了。すぐに使えるようになります。

ここまでの手順を参考にしながら、ぜひNextcloudを導入してみてください。

まとめ

Googleフォトの容量無制限の終了により、今後もアップロードし続けると、いずれ容量の上限を超えてしまう可能性が高くなりました。

有料化(Google One)を機に、他のクラウドやストレージへ移行するのも良いでしょう。

Amazon Photosは上限なしが写真のみなので、動画やテキストも容量無制限で保存するなら、Nextcloudがお得です。すでにブログやWebサイトでサーバーを契約している場合は、追加費用もかかりません。

これからサーバーの契約をするなら、コアサーバーだとNextcloudの設定が簡単です。V2プランのCORE-Xであれば、月額390円から利用可能30日間の無料期間もあるので、まず1度使ってみて、写真が簡単に保存できるのを試してみてください。

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この記事を監修した人
Value Note編集部
メディア編集部

ドメインの提供開始から20年。
その経験をもとにIT(ドメイン・サーバー・WordPress・セキュリティ...etc)の知識はもちろん、ここでしか見れない役立つ情報やコンテンツを発信するチームです。

Posted by admin-dev


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