WordPressのパーマリンクとは?おすすめの設定や変更方法を解説

WordPressを使い始めたばかりの方の中には、「設定がたくさんあって、何から手をつければいいの?」と戸惑っている方も多いのではないでしょうか。特に、WordPressパーマリンクの設定については、「そもそもパーマリンクって何?」と感じる方も少なくありません。
パーマリンクとは、ページごとのURLのこと。聞き慣れない言葉かもしれませんが、実はこの設定はとても重要です。というのも、WordPressパーマリンクは後から変更すると記事のURLが変わってしまい、アクセスエラーの原因になることもあるからです。
そのため、WordPressパーマリンクはサイトを立ち上げた最初の段階でしっかり設定しておくのがベストです。
本記事では、初心者の方でも分かりやすいように、WordPressパーマリンクの基本から、おすすめの設定方法、変更時の注意点まで丁寧に解説していきます。これからブログやホームページを本格的に運営していきたい方は、ぜひ参考にしてください。
なお、これからWordPressを始める方には、月額390円から使える「コアサーバー」もおすすめです。ドメイン永久無料&自動インストール機能つきで、すぐに始められます。
WordPressのパーマリンクとは?
WordPressのパーマリンクとは、Webページごとに決まっている「URL(リンク)」のことです。
WordPressでは、最初(初期設定)は「https://example.com/?p=123」のような数字だけのURLになっていますが、設定を変えると「https://example.com/sample-post/」のように、記事のタイトルなどが入ったわかりやすいURLにできます。

パーマリンクは英語で「Permalink」と表記され、直訳すると「恒久リンク」や「永続リンク」という意味になります。パーマリンクは一度決めるとずっと変わらずに使えるリンクなので、ブログを始めたら最初に設定しておくのがおすすめです。
たとえページのタイトルや内容を変更しても、設定されたパーマリンクはそのままです。
WordPressパーマリンク設定の種類
WordPressのパーマリンク設定の種類は以下の6種類があります。
- 基本
- 日付と投稿名
- 月と投稿名
- 数字ベース
- 投稿名
- カスタム構造

ここからそれぞれの設定について、1つずつ詳しく解説していきます。
WordPressでパーマリンク設定を変更する方法はこちら>>
基本
「基本」は、WordPressで最初から設定されている初期状態のパーマリンク形式です。
基本のパーマリンク例:/?p=123
この形式では、WordPressが自動で割り当てた投稿IDがURLに使われる仕組みになっており、特に設定を変更しない限りはこの形式が適用されます。
エラーの原因になることはありませんが、URLを見ただけでは記事の内容が分からず、ユーザーにとっても検索エンジンにとってもわかりづらいため、あまりおすすめできません。サイト立ち上げ時に、より内容が伝わる設定へ変更しておくことを推奨します。
日付と投稿名
「日付と投稿名」は、URLに「公開した年月日」と「投稿タイトル」が含まれるパーマリンク設定です。
日付と投稿名のパーマリンク例:/2025/05/19/sample-post
この形式では、記事の公開日がURLに明示されるため、アーカイブ的に運用したいブログには向いています。
ただし、公開日を後から変更するとURLも変わってしまうため、こちらもSEOには不利な設定です。更新日を頻繁に変える可能性がある場合は、URLの変更リスクがあるため注意が必要です。
月と投稿名
「月と投稿名」は、URLの中に「公開した月」と「投稿タイトル」が含まれるパーマリンク設定です。
月と投稿名の例:/2025/05/sample-post
この形式では、記事を公開した年月と投稿名がURLに表示されるため、一見整理されていて分かりやすく感じるかもしれません。
しかし、公開月を後から変更するとURLも変わってしまうため、検索エンジンの評価がリセットされる恐れがあります。そのため、SEOの観点からはあまりおすすめできません。特に、記事の公開日を変更する可能性があるブログやサイトには適していない形式です。
数字ベース
「数字ベース」は、URLの末尾に「archives/数字(ID)」が入るパーマリンク設定です。
数字ベースのパーマリンク例:/archives/123
この「123」の部分は、WordPressが記事ごとに自動で割り当てるIDで、投稿のたびに異なる数字が使われます。いわゆる「記事ID」と呼ばれるものです。
一見シンプルに見えますが、URLを見ただけではどんな内容の記事なのかが分かりません。現在では、ユーザーにも検索エンジンにも伝わりやすいURLが好まれるため、数字だけのURLはあまりおすすめできません。
投稿名
「投稿名」は、URLの末尾に記事タイトルが入るパーマリンク設定です。
投稿名のパーマリンク例:/sample-post
この形式では、記事タイトルがそのままURLとして使われるため、URLを見ただけでどんな内容の記事かが分かりやすくなります。また、記事の編集画面からURL部分を自由にカスタマイズすることも可能です。
ユーザーにも検索エンジンにも伝わりやすく、SEOにも効果的で管理もしやすいことから、もっとも多くのサイトで採用されている人気の設定です。
実際に、この記事のURLも以下のように「投稿名」形式が採用されています。
https://www.value-domain.com/media/wordpress-permalink/
これからWordPressを始める方には、「投稿名」形式を選ぶのがもっとも安心と言えるでしょう。
カスタム構造
「カスタム構造」は、自分の好きな形式でパーマリンクを自由に設定できるオプションです。組み合わせ次第で、URLに年・月・カテゴリ名など、さまざまな情報を含めることができます。
以下は、カスタム構造で使える主なタグの一覧です。
%year% | 年(例:2024) |
---|---|
%monthnum% | 月(例:02) |
%day% | 日(例:28) |
%hour% | 時刻の時間(例:05) |
%minute% | 時刻の分(例:30) |
%second% | 時刻の秒(例:21) |
%postname% | 記事タイトル |
%post_id% | ページごとに割り当てられたID |
%category% | カテゴリーページのパーマリンク |
%author% | 著者名 |
例えば、カスタム構造で「%category%/%year%/%monthnum%/(カテゴリー/年/月)」と設定すると、「カテゴリーのパーマリンク/2024/8」のようなパーマリンクになります。
ただし注意点として、年や月、日付などを含めると、公開日を後から変更した際にURLも変わってしまう可能性があります。これによりSEO評価がリセットされてしまうこともあるため、運用方法に応じて慎重に設計することが大切です。
カスタム構造は便利ですが、初心者の方には「投稿名」形式の方がシンプルで扱いやすくおすすめです。慣れてきてからカスタマイズするのが安心です
SEOに最適化されたパーマリンク設定
SEOに強いパーマリンク設定を目指すなら、「シンプルでユーザーにとって分かりやすいURL」を意識することが大切です。
その理由は、Googleが公式ドキュメントの中でシンプルなパーマリンク構造を推奨しているからです。以下は、Google検索セントラルに記載されているガイドラインの一部です。
シンプルな URL 構造を作成する。論理的かつ人間が理解できる方法で URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
可能な限り、不必要なパラメータを削除して URL を短くします。
Google検索セントラル
このように、URLが短く、内容がひと目で分かるような構造になっていることは、Googleにとってもユーザーにとっても好ましいとされています。
たとえば、「投稿名」形式のように「/sample-post」といったURLであれば、記事の内容が明確で、SEO上も有利に働く可能性があります。
SEOとは?
SEO(Search Engine Optimization)とは、「検索エンジン最適化」のことです。
Googleなどの検索エンジンで、自分のWebサイトが検索結果の上位に表示されるように対策を行う施策のことを指します。
SEOでは、コンテンツの質だけでなく、URL構造やパーマリンクの設定も評価要素のひとつとされています。だからこそ、パーマリンクを適切に設定することが、SEOにおいても重要なのです。
ここから、具体的にパーマリンクを決めるときのポイントについて解説していきます。
WordPressパーマリンクを決めるときのポイント
WordPressのパーマリンクを決めるときのポイントは、以下の4つです。
- 英単語を使う
- 単語を区切るにはハイフンを使う
- ユーザーが理解できる文字列にする
- 短くてシンプルな構造にする
ここからそれぞれのポイントについて、1つずつ詳しく解説していきます。
英単語を使う
パーマリンクは、日本語よりも英単語で設定するのが望ましいです。
日本語のパーマリンクを使うと、URLをSNSなどに貼り付けた際、以下のようにURLが長く複雑な文字列(エンコード)に変換されてしまいます。
↓
このように自動で長い文字列に置き換えられるため、X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSでの共有に不向きというデメリットがあります。
また、リンクが不自然に見え、ユーザーに警戒される可能性もあります。
こうしたデメリットを避けるためにも、URLにはシンプルな英単語を使うのがおすすめです。
日本語URL | https://example.com/レンタルサーバーとは/ |
---|---|
英単語URL | https://example.com/rentalserver/ |
特に、ブログ記事やコンテンツをSNSで積極的に共有したい方には、パーマリンクに英単語を使用することを強くおすすめします。検索エンジンにも好まれやすく、SEOにも効果的です。
単語を区切るにはハイフン(‐)を活用する
パーマリンクに複数の単語を含める場合は、単語同士をハイフン(-)で区切るようにしましょう。
Googleの公式ドキュメントでも、単語をハイフンで区切ることが推奨されています。
URL では、ハイフンを使用して単語を区切ることを検討してください。それにより、ユーザーや検索エンジンが URL のコンセプトを理解しやすくなります。URL にはアンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用することをおすすめします。
Google検索セントラル
たとえば、「ブログの始め方」に関する記事を書く場合、以下のようなパーマリンクを設定すると良いでしょう。
このように、パーマリンク内に複数の英単語が含まれていても、ハイフンを活用することで、ユーザーにも読みやすいURLになります。
ユーザーが理解できる文字列にする
パーマリンクは、ユーザーがURLを見て内容をイメージできるような、分かりやすい文字列にすることが大切です。
Googleの公式ドキュメントでも、人間に理解しやすいパーマリンクの設定が推奨されています。
シンプルな URL 構造を作成する。論理的かつ人間が理解できる方法で URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。
Google検索セントラル
ユーザーがURLを見ただけでページの内容がある程度わかるようにしておくことで、信頼性の向上にもつながります。
例えば、「https://example.com/how-to-make-pancakes」というURLなら、「パンケーキの作り方の記事かな?」と予想できます。
一方、「https://example.com/article?id=12345」のようなURLでは、内容が伝わらず、不審に思われる可能性もあるでしょう。
このように、URLから意味がなんとなく伝わるようなパーマリンクを心がけることが重要です。
短くてシンプルな構造にする
Googleは公式ドキュメントで、短くシンプルなURL構造を推奨しています。
推奨: シンプルでわかりやすい語句を URL に使用する。
Google検索セントラル
パーマリンクはできるだけ短くシンプルになるように設定し、ユーザーが意味を理解しやすくなるように心がけましょう。
https://example.com/syosinsyaniosusumenorentalserver/
https://example.com/beginner-rentalserver/
WordPressでパーマリンクを設定する方法
WordPressでパーマリンクを設定する方法について、以下の項目に分けて解説していきます。
- WordPressの「パーマリンク」設定から変更する
- ページ単位でパーマリンク設定を行う
- 「カテゴリー」・「タグ」ページのパーマリンク変更方法
ここからそれぞれの項目について、1つずつ詳しく解説していきます。
WordPressの「パーマリンク」設定から変更する
WordPressでパーマリンクの設定を変更するには、管理画面(ダッシュボード)から簡単に操作できます。
- WordPressのダッシュボードにログイン
- 左側メニューの「設定」をクリック
- 表示されたメニューの中から「パーマリンク」を選択

パーマリンク設定には6つの種類があり、後から変更しにくいため、それぞれの設定について理解した上で決めるのがおすすめです。
WordPressで設定できるパーマリンクの種類はこちら>>
ページ単位でパーマリンク設定を行う
パーマリンク設定を決めたら、ページ単位でパーマリンク設定を行います。
例えばパーマリンク設定で「投稿名」を選択すると、パーマリンクの最後の部分に記事タイトルがそのまま反映されます。
日本語のパーマリンクは推奨されていないため、ページごとに設定を変更するのがおすすめです。
- 投稿ページの編集画面を開きます。
- 右上の「投稿」をクリックします。
- 「リンク」に表示されているテキストをクリックします。
- 半角英数字やハイフン(‐)を用いて、リンクを変更します。
- 「下書き保存」をクリックして編集完了です。
「カテゴリー」・「タグ」ページのパーマリンク変更方法
投稿ページと同じく、カテゴリーやタグを新規で追加すると、カテゴリーページやタグページにパーマリンクが設定されます。
カテゴリーページやタグページも投稿ページと同じように編集ができるため、変更方法を解説します。
- WordPressダッシュボードの左メニューより、「投稿」→「カテゴリー」をクリックします。
- パーマリンクを変更したいカテゴリーをマウスオーバーし、「クイック編集」をクリックします。
- 「スラッグ」部分を任意のパーマリンクに変更します。
- 「カテゴリーを更新」をクリックします。
これで、カテゴリーページのパーマリンクを変更できました。
サイトの種類に合わせた最適なパーマリンク設定
SEOやユーザビリティに大きく関わるため、サイトの種類に合った最適な設定が重要です。サイトの種類に合わせた最適なパーマリンク設定について、以下のサイト種類ごとに解説します。
- ブログサイト
- ニュースサイト
- コーポレートサイト
- ECサイト・情報サイト
それぞれの特徴を理解して、最適なパーマリンク設定を見つけましょう。
ブログサイト
個人ブログや企業のオウンドメディアでは、シンプルで意味のある文字列に変更しやすい「投稿名」をパーマリンクに設定するのがおすすめです。
- 記事の内容がURLから伝わりやすくなる
- 管理画面から自由にスラッグを編集できる
- 検索エンジンにも優しい構造
この設定にしておけば、記事の編集画面から任意の文字列にパーマリンクを変更できます。
たとえば、ブログの始め方に関する記事なら以下のような「/how-to-start-blog」といった形式にすると分かりやすいでしょう。
例:https://example.com/how-to-start-blog
パーマリンクは日本語でも設定できますが、できるだけアルファベット表記を選んだ方が無難です。
日本語のURLはSNSなどで共有すると下記のような長い文字列に変換され、読みにくくなります。
× https://example.com/%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AB%E3%81%A1%E3%81%AF
このようなURLは意味が伝わりにくく、ユーザーに不信感を与えてクリックされにくくなる可能性もあります。
そのため、パーマリンクはできるだけアルファベットで設定しましょう。
ニュースサイト
ニュースサイトでは、日付を含めたパーマリンク構造が一般的です。
- 記事の公開日が一目で分かる
- 時系列での管理がしやすい
実際に、以下のようなニュースサイトではパーマリンクに日付が含まれています。
例:https://news-site.com/2025/05/20/article-title
ただし、日付をパーマリンクに含める設定には注意が必要です。
後から公開日を変更すると、パーマリンク(=URL)も変わってしまう可能性があります。
URLが変更されると、これまで蓄積されたSEO評価がリセットされるリスクがあるため、慎重に設定しましょう。
コーポレートサイト
会社のコーポレートサイトでは、「投稿名」の構造を採用し、直感的に内容がわかるURLにしましょう。
- ページの内容を的確に表現できる
- シンプルでブランディングにも効果的
ページの内容に合わせてパーマリンクを決めることで、URLを見ただけで何のページかが直感的にわかるようになります。
例:
会社概要ページ:/company/
サービス紹介:/service/
ユーザーにも検索エンジンにも伝わりやすい構成になります。
ECサイト・情報サイト
ECサイトやショッピングサイト、情報サイトでは、カテゴリ構造を含むカスタムパーマリンクが有効です。
- 商品やコンテンツの分類がURLから把握できる
- サイト管理やSEOにも有利
たとえば楽天市場では、以下のようにカテゴリーを含んだパーマリンクが使われています。
URL例 | https://www.rakuten.co.jp/category/211742/ |
---|---|
解説 | 「TV・オーディオ・カメラ」のカテゴリーを示しています。 |
ZOZOTOWNでも同様に、カテゴリーを明示することで、ユーザーが特定のアイテムをスムーズに探せる構造となっています。
URL例 | https://zozo.jp/category/shoes/ |
---|---|
解説 | 「シューズ」カテゴリーの商品一覧を示しています。 |
カテゴリーを途中で変更すると、URLが変わりSEO評価がリセットされる恐れがあります。
設計段階でカテゴリー構成を固めてから設定しましょう。
WordPressのパーマリンク変更は避ける
WordPressのパーマリンクの重要な注意点として、一度決めたら途中で変更するのは避けてください。
- SEO評価がリセットされ、検索順位が下がる可能性がある
- やむを得ずパーマリンクを変更する場合、リダイレクト設定を行う
SEO評価がリセットされ、検索順位が下がる可能性がある
あとから記事のパーマリンクを変更すると、SEO評価がリセットされ、検索順位が下がる可能性があります。
- URL(パーマリンク)が変更される
↓ - Googleに新しいページとして認識される
↓ - これまでのSEO評価がリセットされる
↓ - 検索順位が下がる可能性がある
外部サイトなどからの被リンクが無効になる
被リンクとは?
外部のウェブサイトから自分のサイトに向けて貼られたリンクのことで、多くの被リンクを受けているページは信頼性が高いと判断されやすくなります。
記事のパーマリンクを後から変更すると、検索エンジンから別のページとみなされてしまい、これまで積み上げてきたSEO評価が失われる恐れがあります。
さらに、他サイトから貼られていたリンク(被リンク)も機能しなくなり、アクセス数の減少や検索順位の低下につながる可能性があるため、パーマリンクは慎重に設定しましょう。
やむを得ずパーマリンクを変更する場合、リダイレクト設定を行う
どうしても記事のパーマリンクを変更しなければいけない場合、301リダイレクトの設定を行うようにしましょう。
301リダイレクト設定とは?
変更前のURLから変更後のURLへ自動的に転送する仕組みです。ページに対するGoogleの評価も引き継がれます。
301リダイレクトの設定を行っておけば、たとえURLが変わってもページの評価を新URLに引き継ぐことが可能です。
301リダイレクトの設定方法にはいくつかありますが、「Redirection」のプラグインを利用するのが簡単でおすすめです。
- WordPressの左側メニューから、「プラグイン」→「新規追加」をクリックします。
- 右上の検索窓に「Redirection」と入力します。
- 「Redirection」プラグインを見つけ、「今すぐインストール」をクリックします。
- インストール完了後、「有効化」ボタンをクリックしてください。
- WordPressの管理画面で「ツール」→「Redirection」をクリックします。
- 「新しい転送ルールを追加」のセクションへ進みます。
- 「ソースURL」に古いURLを入力します。(例:/old-page)
- 「ターゲットURL」に新しいURLを入力します。(例:https://example.com/new-page)
- 「転送ルールを追加」ボタンを押します。
これで古いURLから新しいURLへ、301リダイレクトの設定を行うことができました。
リダイレクトとは、意味や種類、設定方法については以下の記事で詳しく解説しています。
WordPressのパーマリンクが変更できない原因と対処法
WordPressのパーマリンクが変更できない原因は、以下のとおりです。
- パーマリンク設定に「投稿名」が含まれていない
- 記事を「下書き」または「公開」状態にしていない
- 「.htaccess を更新する必要があります。」と表示されてしまう
ここからそれぞれの原因と対処法について、1つずつ詳しく解説していきます。
パーマリンク設定に「投稿名」が含まれていない
WordPressでパーマリンクの変更ができない原因として、パーマリンク設定で「投稿名」を含めていない可能性が考えられます。
パーマリンクに「投稿名」を含めていないと、パーマリンクを任意の文字列に設定できません。
以下の手順で操作を行い、パーマリンク設定が「投稿名」になっているか確認してください。
- WordPress管理画面の「設定」→「パーマリンク」をクリックします。
- 「共通設定」→「投稿名」を選択します。
- 「変更を保存」ボタンをクリックします。
カスタム構造の中で「投稿名」を含めることもできますが、「投稿名」の設定にしたほうがGoogleが推奨するシンプルかつ意味のあるURLを実現可能です。
パーマリンク設定を変更し、ページのパーマリンクを変更できるかどうか試してください。
記事を「下書き」または「公開」状態にしていない
作成したページが「下書き」または「公開」の状態でないと、パーマリンクは編集できません。
まずは、編集中のページ右上にある「下書き保存」ボタンをクリックして、パーマリンクが変更可能になるか試してみましょう。

なお、下書き保存をしないまま作業中にパソコンの電源が落ちると、それまで入力した内容が消えてしまう恐れがあります。
こうしたトラブルに備えて、WordPressで記事を作成する際は、こまめに下書き保存しておくと安心です。
「.htaccess を更新する必要があります。」と表示されてしまう
パーマリンクを設定する際に「.htaccessを更新する必要があります。」と表示されることがあります。
このメッセージが出る原因としては、主に以下の2つが考えられます。
- .htaccessの書き込み権限が付与されていない
- .htaccessファイルが存在しない
.htaccess(ドットエイチティーアクセス)とは、Webサーバーの動作を制御するための設定ファイルです。
ファイルが存在していても書き込み権限が不足している場合は、FTPソフトやレンタルサーバーのファイルマネージャーで内容を確認し、必要に応じて修正を行いましょう。
ファイルを右クリックして「ファイルの属性変更」を選び、パーミッション(権限)を「644」に設定してください。
一方、ファイル自体が存在しない場合には、新たに.htaccessファイルを作成し、WordPressがインストールされているフォルダにアップロードする必要があります。
WordPress標準の.htaccessファイルの内容は、以下の通りです。
# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>
# END WordPress
WordPressのパーマリンク設定に関するQ&A
WordPressのパーマリンク設定に関する、よくある疑問は以下のとおりです。
- WordPressでパーマリンク編集ボタンが表示されない原因と対処法は?
- WordPress固定ページのパーマリンク設定方法は?
- WordPressでパーマリンクとスラッグの違いは?
- WordPressのパーマリンク設定で404エラー起きる原因と対処法は?
ここから、それぞれの疑問について1つずつ詳しく解説していきます。
WordPressでパーマリンク編集ボタンが表示されない原因と対処法は?
WordPressでパーマリンク編集ボタンが表示されない場合、以下のような原因が考えられます。
- パーマリンク設定が「投稿名」になっていない
- ページが「下書き保存」または「公開」の状態になっていない
WordPressでは、パーマリンク設定に「投稿名」が含まれていないと、URLを任意の文字列に編集することができません。
また、ページを「下書き」または「公開」状態にしていないと編集ボタンが表示されないため、まずは編集画面右上にある「下書き保存」ボタンをクリックして状態を変更してみましょう。
WordPress固定ページのパーマリンク設定方法は?
WordPressで固定ページを作成した際にも、投稿ページと同様にパーマリンク設定を行うことができます。
具体的なパーマリンク設定方法は、以下のとおりです。
- WordPressダッシュボードの左メニューから、「固定ページ」→「新規固定ページを追加」をクリックします。
- 記事タイトルや本文テキストを入力します。
- 「下書き保存」をクリックします。
- 右メニューの「固定ページ」をクリックします。
- 右メニューの「リンク」のテキストをクリックします。
- パーマリンクを変更します。
- 「下書き保存」をクリックします。
WordPressでパーマリンクとスラッグの違いは?
WordPressにおけるパーマリンクとスラッグの違いを、以下に整理しました。
パーマリンク | スラッグ | |
---|---|---|
意味 | ページごとに付与される、個別のURL | URLの構成要素の一部分。ドメインの後に来る文字列 |
例 | https://example.com/seo-tips | seo-tips |
パーマリンクはページ全体のURLを指し、一度決めたら基本的に変更しない前提で運用されます。
一方、スラッグはそのURLの末尾部分で、ページを識別するために使われる要素です。
どちらもWebページのアドレスに関係する用語ですが、それぞれ役割が異なるため、正しく理解しておくことが大切です。
WordPressのパーマリンク設定で404エラー起きる原因と対処法は?
WordPressのパーマリンク設定を変更したあとに404エラーが発生する場合、以下のような原因が考えられます。
- .htaccessファイルに書き換え権限がない
- Webサーバーにリライトルールが正しく反映されていない
.htaccessファイルは、Webサーバーの挙動を制御するための設定ファイルです。このファイルに書き換え権限がない状態では、パーマリンク設定を正常に反映できません。
対処方法としては、FTPソフトやサーバーのファイルマネージャーを使って.htaccessを右クリックし、「ファイルの属性変更」からパーミッション(権限)を「644」に設定してください。
また、.htaccessにリライトルールの記述がない場合にも、パーマリンク設定の変更後に404エラーが発生することがあります。
以下の内容が.htaccess内に正しく記述されているか確認し、不足していれば追加または上書きしてください。
# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>
# END WordPress
まとめ:WordPressでパーマリンク設定を行いましょう
ここまで、WordPressのパーマリンクとは何か、そしておすすめの設定方法や変更手順について紹介してきました。
パーマリンクとは、各投稿や固定ページに割り当てられるURL(固定リンク)のことを指します。
WordPressには複数のパーマリンク設定が用意されていますが、Googleが推奨しているように、シンプルで意味の分かりやすいURL構造にするのが効果的です。
ただし、パーマリンクを途中で変更すると、各ページのURLが変わってしまい、それまで蓄積されたSEO評価が失われる可能性があります。
そのため、パーマリンクはサイト開設時にあらかじめ設定しておくのが理想です。
やむを得ず後から変更する場合は、301リダイレクトを設定して影響を最小限に抑えましょう。
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