【初心者向け】IPアドレスとは住所?確認方法・調べ方もわかりやすく解説

2021年8月19日インターネット

「 IPアドレスを教えてって言われたけど、どこに書いてあるの?」
「そもそも、IPアドレスって何?」

IPアドレスは、インターネットで通信する際には欠かせないものですが、普段はあまり意識することがありません。IPアドレスを知らなくても、問題なくネットを使えるためです。

しかし、ときにはIPアドレスが必要となるケースもあります。

そこで本記事では、IPアドレスについて以下の点を紹介します。

上記以外にも、IPv4・IPv6やドメインとの関係など、詳しく説明していきます。この記事を読むだけでIPアドレスに関する不明点を解決できます。ぜひ参考にしてください。

IPアドレスとは?わかりやすく簡単に説明

IPアドレスとは「Internet Protocol Address」の略。ネットワークにつながっている機器(スマホやPCなど)に割り振られた番号のことを言います。

たとえば「192.168.0.0」のような番号が、IPアドレスの一種です。

IPアドレスの役割を例えるなら、電話をかけるときに使う電話番号や、郵便配達に使う住所のようなもの。ネット上で通信先を判別するために使うのがIPアドレスです。

インターネット上でスマホやPC、ルーターなどが他の機器と通信する際には、IPアドレスで通信相手を識別する仕組みとなっています。

そのためIPアドレスは、インターネットにつながるすべての機器に割り振られているのです。スマホやPC、Wi-Fiルーター・ポケットWiFiなどにもあります。

IPアドレスの用途別種類【グローバルIPとプライベートIPとは】

IPアドレスには、用途別で以下2つの種類があります。

IPアドレスの種類 通信場所 通信機器 ネットワーク
1. グローバルIPアドレス ・外部との通信 サーバー ⇔ ルーター WAN
2. プライベートIPアドレス ・家庭内の通信
・会社内の通信
・ルーター ⇔ PC
・ルーター ⇔ スマホ
LAN

ネットワークには、世界とつながっているWAN(ワン)と、家庭内や社内のLANがあります。外部で使用しているのがグローバルIPアドレス、家庭内や社内で使用しているのがプライベートIPアドレスです。

以下で、詳しく説明していきます。

1. グローバルIPアドレスとは

IPアドレスの種類 通信場所 通信機器 ネットワーク
1. グローバルIPアドレス ・外部との通信 サーバー ⇔ ルーター WAN

グローバルIPアドレスとは、外部(世界)とルーターとの通信に使われるIPアドレス。パブリックIPとも呼ばれています。

たとえば自宅でホームページを見るときに、サーバーから自宅のルーターまでデータが送られてきます。その際に使われるのがグローバルIP

ルーターのグローバルIPによって、データの送り先(自宅のルーター)を識別しているのです。これが「IPアドレスは住所」と言われる理由の1つ。世界からデータを届けるための住所なのです。

そのため、グローバルIPアドレスは世界に唯一のアドレスで、同じIPアドレスは存在しません。ただし、グローバルIPはルーターに割り振られているため、同じルーターを使っている人(社内・家庭内)のグローバルIPは同じ番号となります。

なお、グローバルIPアドレスは固定回線のルーターだけではなく、WiMAXやポケットWiFiなどのモバイルWiFiルーターにもあります。それぞれ、利用しているプロバイダからグローバルIPアドレスが割り振られる仕組みです

なお、一般ユーザーが直接関わるのはプロバイダですが、グローバルIPはICANNやJPNICなどの上位機関によって管理されています。(ドメイン名やIPアドレスなどの管理を行っている機関です)

2. プライベートIPアドレスとは

IPアドレスの種類 通信場所 通信機器 ネットワーク
2. プライベートIPアドレス ・家庭内
・会社内
・ルーター ⇔ PC
・ルーター ⇔ スマホ
LAN

プライベートIPアドレスとは、家庭内や社内のネットワーク(LAN)で、PCやスマホに割り当てられたIPアドレスルーターと各機器(PC・スマホ・プリンターなど)との通信に使います

このとき、互いの機器のIPアドレスを識別しているため、ルーターにもプライベートIPがあります。つまり、ルーターやモバイルWi-Fiには、グローバルIP・プライベートIPの両方があるということです。通信相手によって、IPアドレスを使い分けています。

なお、グローバルIPには同じものが存在しませんが、プライベートIPは、異なるネットワークであれば同じ番号が存在する場合もあります。

たとえば、A社内のPCに「192.168.0.2」というプライベートIPがあり、B社内のネットワークにも「192.168.0.2」のIPが存在するという状態。これは実際にあり得ます。

プライベートIPは、その社内や家庭内でしか使わないので、外部に同じ番号があっても問題ないのです。また、自由に設定することも可能。

なお、グローバルIPはプロバイダから割り振られていましたが、プライベートIPはルーターが振り出しています

また、外部とインターネット接続する際には、ルーターのNAT機能(プライベートIPをグローバルIPに変換する機能)を介して通信が行われています。

動的IPアドレスと固定IPアドレスとは

IPアドレスには、用途別のグローバルIP・プライベートIPの他に、接続のしかたによる分類もあります。それが動的IPアドレスと固定IPアドレスです。

通信場所 IPアドレスの種類 接続方法による分類
外部 グローバルIPアドレス 動的IPアドレス
固定IPアドレス
・家庭内
・会社内
プライベートIPアドレス 動的IPアドレス
固定IPアドレス

上記のように動的IPと固定IPは、グローバルIP・プライベートIPのどちらにもあるもの。それぞれの特徴について、以下で説明していきます。

動的IPアドレスとは

動的IPアドレスとは、常に同じ番号ではなく、変動のあるIPアドレスのことです。一定時間が経過したり、接続をし直したりする際に、IPアドレスが変わります

公衆の無線LAN・Free Wi-Fiで使われているのは、基本的に動的IPアドレスです。

また、固定回線やモバイルWiFiも、プロバイダによっては動的のグローバルIPが標準仕様となっています。

その場合、オプションに加入しないと固定IPにならない場合や、そもそも固定IPを使えないプロバイダもあります。固定IPアドレスが必要な場合は、加入前にプロバイダへ確認しておきましょう。

とは言え、通常の生活で固定IPアドレスが必要になる場面は、それほど多くありません。どのようなときに固定IPアドレスを使うのか、次の章でお伝えします。

固定IPアドレス(静的IPアドレス)とは

固定IPアドレスとは、動的IPとは反対で、変動しないIPアドレスです何回接続し直しても、IPアドレスが変わりません。静的IPアドレスとも呼ばれています。

固定IPが必要になるのは、IPアドレスでアクセス制限をかける場合などです。

たとえば以下のようなサイトへのアクセスや通信の際に「指定したIPアドレスの機器しか接続できないようにする」という仕組みです。

  • Webサイトへのアクセス
  • ネットバンキングの操作
  • オンラインゲームの通信

制限をかけた際に、IPアドレスが頻繁に変動していては接続できないため、固定IPアドレスが必要となるケースが多いです。

IPアドレスの確認方法・調べ方

通常のネット通信を行う際には、ご自身のIPアドレスを把握しておく必要は特にありません。機器同士で自動的に識別されるためです。

しかし、前述したようにIPアドレスによる制限などで、確認が必要となる場面もあります。ここでは、以下それぞれの確認方法を紹介します。

  1. グローバルIPアドレスの確認方法
  2. プライベートIPアドレスの確認方法(PC・スマホ)

IPアドレスを調べる方法は簡単なので、ぜひチェックしてみてください。

1. グローバルIPアドレスの確認方法(PC・スマホ共通)

グローバルIPアドレスの確認は簡単です。IPアドレスが表示されるWebサービスやサイトにアクセスします。

有名なのは、以下のサイトです。

上記にアクセスして「あなたの利用しているIPアドレス」と書かれている数字が、ご自身のグローバルIPアドレスです。

グローバルIPはルーターと外部との通信に使うものなので、PC・スマホのどちらからでも同じIPアドレスとなります。確認方法も共通です。

ただし、グローバルIPが動的IPアドレスの場合は、確認のたびに異なる数字が表示される可能性もあります。

2. プライベートIPアドレスの確認方法

プライベートIPアドレスは、機器ごとに割り当てられるアドレスなので、PCとスマホで確認方法が異なります

2-1. PCのプライベートIPアドレスの確認方法

Windowsの場合は、コマンドプロンプトで確認ができます。手順は以下のとおりです。

  1. 「Windowsキー + R」を押す
  2. 「cmd」入力→「OK」を押す
  3. コマンドプロンプトの画面に「ipconfig」と入力
  4. 「Enter」キーを押す
  5. 「IPv4 アドレス」がPCのIPアドレス

上記で「IPv4 アドレス」として表示されている数字が、PCのIPアドレスです。

2-2. スマホのプライベートIPアドレスの確認方法

スマホの場合は設定メニューから確認できます。Androidの場合の確認手順は、以下のとおり。

  1. 「設定」を開く
  2. 「Wi-Fi」を選択
  3. 通信中のWi-Fiをタップ
  4. 「詳細設定」を選択
  5. 下の方に「IPアドレス」の記載あり

上記で「IPアドレス」と書かれているのが、そのスマホのIPアドレスです。

いずれの方法も、簡単に確認できますね。

IPアドレスで個人の住所は特定されない

IPアドレスが第三者に知られると、個人情報まで特定されるのか気になる方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、通常はIPアドレスだけで個人の名前や住所は特定されませんどのIPアドレスがどの地域で使われているということは、プロバイダも公表していないのです。

例外として、何らかの犯罪や違法なサイト運営を行っている場合は、プロバイダ責任制限法によって、情報の開示請求がされる場合もあります。

その場合も、情報が伝わるのは開示請求をした当事者のみであって、世間に個人情報が公開されることはありません。

とは言え、物事に100%は無いため、絶対に大丈夫とは言い切れないものです。できるだけIPアドレスを第三者に教えないという意識をしておくと良いでしょう。

IPアドレスの形式【IPv4とIPv6とは】

IPアドレスには、以下2つの形式があります。

  1. IPv4
  2. IPv6

それぞれ説明していきます。

1. IPv4とは

IPv4 (Internet Protocol Version 4) は、2進数の数字32ケタ(=32ビット)から成り立つIPアドレスの形式。8ビット(=1バイト)ずつ4つに区切られています。

2進数の32ケタを10進数の数字に置き換えたものが、私達が普段目にしているIPアドレス。たとえば「192.168.~~.~~」といったIPアドレスが、IPv4です。

例)
・2進数:10011101.00000111.10111000.00100011
・10進数:157.7.184.35

コンピュータ同士で通信する際には、2進数のIPアドレスが使われています。しかし、0と1の羅列は人間にはわかりづらいため、10進数に置き換えられているのです。

現時点では、IPv6よりもIPv4の方が多く使われています。IPv4は2進数が32ケタ並んでいるので、2の32乗で約43億個のIPアドレスを作ることが可能。しかし、世界人口(76億)より少ないので、IPアドレスが枯渇するとも言われています。

2. IPv6とは

IPv6とは、枯渇しつつあるIPv4の問題を解消するために作られたIPアドレスの形式です。16ビットずつ「:」(コロン)で区切られた8つの数値を、16進数で表記しています。

(IPv6の表記例)
2000:210:8100:c800:33c8:d2ff:fe8b:8abc

16進法のIPv6を、2進法に変換すると128ビット(=128ケタ)となります。そのため、2の128乗で約340澗個という膨大な数のIPアドレスを使えるのです。

2の128乗=340兆×1兆×1兆=約340澗個のIPアドレス

5GなどはIPv6を使っており、プロバイダも新規契約ではIPv6上の通信になっているところが増えています。

現在はまだIPv4が多く使われている状況ですが、IPv6は急速に普及しつつあります。

参考:Google IPv6|統計データ

IPアドレスの構造【識別部分とクラスとは】

識別部分とは

IPアドレスは、「ネットワーク部」と「ホスト部」の2部分で構成されています。

192.168.0.1

上記の赤字部分はネットワーク部と呼ばれ、国やISP(プロバイダ)によって利用可能な数値が決まっています。青字部分はホスト部と呼ばれ、ネットワーク「192.168.0」内にあるどの機器かを判別します。

プライベートIPアドレス(社内など同じネットワーク内)では、ネットワーク部の数字が同一となります。

一方のホスト部は、各機器1台ごとに、違う番号が割り振られます。そのため、ホスト部の数値の大きさにより「何台に番号を割り振ることができるか」が異なり、ネットワークの規模を表しています

クラスについて

先ほど「192.168.0.1」の赤字部分はネットワーク部とお伝えしましたが、ネットワーク部とホスト部の境目(ケタ数)は、必ずしもこの通りではありません。

ネットワークの規模によって、ホスト部のケタ数が異なっており、以下のような「クラス」で分類されています。

  ネットワーク部(赤字部分) 2進数で表した時 ホスト台数
クラスA 0.255.255.255(8ビット) 0で始まる 1677万台
クラスB 128.255.255.255(16ビット) 10で始まる 6.5万台
クラスC 192.255.255.255(24ビット) 110で始まる 254台

クラスA~Eまでありますが、ここでは代表的なクラスA~Cを取り上げました。

上記のとおり、ネットワーク部・ホスト部のケタ数によって、クラスが決まっています。

前述したように、各機器1台ごとに割り当てられるのは、ホスト部の数値です。そのため、ホスト部のケタ数が多いほど、割り当てられる台数が多くなります

  • クラスA:2の24乗ー2=1677万台
  • クラスB:2の16乗ー2=6.5万台
  • クラスC:2の8乗ー2=254台

※各クラス、使用できないIPアドレスが2つあるため「2の◯乗ー2」となっています。

サブネット化でIPアドレスを有効利用

上の表で、クラスAはホスト1677万台繋げられると説明しましたが、実際にはそれほど大きなネットワークはあまり存在せず、多くのIPアドレスが利用されず無駄になってしまいます。そこで、IPv4を効率的に活用するためのシステム「サブネット」が誕生しました。この技術はホスト部の範囲を細分化してネットワークを分割し、別のネットワークとして利用できる識別子です。

1つのクラスBのIPアドレスをサブネット化した場合、最大で6.5万台もの接続が行えるネットワークが生まれます。サブネットで、小さなネットワークを管理することで、柔軟なIPアドレスの運用が可能になります。

IPアドレスとドメインやDNSの関係とは

ドメインの役割とは

IPアドレスはスマホやPCの機器間の通信だけではなく、ホームページを閲覧する際にも使われています

正確に言うと、ホームページのデータが保存されているサーバーのIPアドレスを識別することで、Webサイトを表示できているのです。

その際、数字の羅列であるIPアドレスでは人間にわかりづらいため、それを解決するために作られたのが「ドメイン」です。

ドメインはアルファベットや数字からなる文字列で、URLの一部となるもの。当メディアであれば「value-domain.com」がドメインです。

「.com」や「.net」の部分はドメイン種別で、あらかじめ用意された種類の中から選べます。「.com」の前の文字列は、各利用者が任意の文字列(3文字以上)を設定することが可能。会社名や単語などをドメインにすれば、URLを口頭でも伝えやすくなります。

ドメインについては「ドメインとは?」で詳しく説明しているので、そちらもあわせてご覧ください。

ドメインとIPアドレスを結ぶDNSとは

Webサイトのデータはインターネット上のサーバーに格納されており、それぞれの格納場所にIPアドレスが付与されています。

しかし、私達がネットを見る際、IPアドレスではなくURL(ドメイン)を入力すると、サイトが表示されます。

この仕組みは「DNS(Domain Name System)」と呼ばれるシステムによるもの。DNSにより、ドメインとIPアドレスが相互変換されているのです。

DNSを実行するDNSサーバーには「どのIPアドレスとドメインが紐付いているか」という情報が入っています。それにより、各ユーザーのPC・スマホにURLが入力された際、即座にIPアドレスへ変換することが可能となるのです。

DNSの仕組みについては「DNSとは?ドメインとサーバーの繋ぎ役」で説明していますので、そちらもぜひご参照ください。

おわりに

普段はなかなか意識することのないIPアドレスですが、本記事の内容をおさえておくだけでも、いざというときに役立ちます。

  • すべての機器(WiFi・PC・スマホなど)にIPアドレスがある
  • IPアドレスの確認方法は簡単
  • IPアドレスで個人情報は特定されない
  • グローバルIPとプライベートIPの違い
  • 固定IPか動的IPアドレスかはプロバイダ次第

上記のようなことを把握しておくと、IPアドレスが必要な場面になっても困りません。ぜひ覚えておきましょう。

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Posted by admin-dev


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