DNSサーバーとは何?設定や名前解決を初心者にわかりやすく解説

2022年2月4日インターネット

「DNSって何?」
「どういう仕組みになっているの?」
「どうやって設定すれば良い?」

このような疑問をお持ちではないでしょうか。

DNSとは、簡単に言うとドメイン名とIPアドレスを紐付けるシステムです。ドメイン名を取得するとDNSの設定が必要となりますが、仕組みがわからないという声もよく聞きます。

そこで本記事ではDNSについて、以下の内容を紹介します。

ぜひ参考にしてください。

DNSとは何かを初心者にわかりやすく説明

DNSとは「Domain Name System(ドメインネームシステム)」の略です。簡単に言うと、ドメイン名とIPアドレスを紐付けるシステムのことを指しています。

ではドメイン名やIPアドレス、紐付けとは何なのかについて説明していきます。

ドメイン名とIPアドレス

名称 概要
ドメイン名 人間向けの住所 value-domain.com
IPアドレス コンピューター向けの識別番号 157.7.184.35

上の表のように、Webサイトの住所はコンピューター向けの「IPアドレス」と、人間向けの「ドメイン名」の2種類が存在しています。

IPアドレスとは

名称 概要
IPアドレス コンピューター向けの識別番号 157.7.184.35

IPアドレスとは、ネットワークにつながっている機器(スマホやPCなど)に割り振られた識別番号のことです。たとえば「157.7.184.35」のような番号が、IPアドレスです。

Webサイトのデータが格納されている機器(サーバー)にもIPアドレスがあり、これがサイトの住所となります。

インターネットで通信を行う際には、このIPアドレスで通信先の機器を識別する仕組みとなっています。

IPアドレスについては「【初心者向け】IPアドレスとは住所?確認方法・調べ方もわかりやすく解説」でさらに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

ドメイン名とは

名称 概要
ドメイン名 人間向けの住所 value-domain.com

ドメイン名とはURLの一部となる文字列で、当メディアであれば「value-domain.com」がドメイン名です。

前述の通り、Webサイトの本来の住所はサーバーのIPアドレスです。しかし、数字が羅列されたIPアドレスでは、サイト閲覧の際に「人間が一見して判別できない・覚えられない」などの問題があります。

それを解決するために作られたのが、文字列で表記するドメイン名です。このように、Webサイトの住所にはIPアドレスとドメイン名の2種類が存在しています。

ドメイン名について、さらに詳しい説明は「ドメインってそもそも何なん?をやさしく解説いたします」をご参照ください。

DNSとはドメイン名とサーバーを紐付けするシステム

Webサイトのデータはインターネット上のサーバーに格納されています。それぞれの格納場所に付与されているIPアドレスが、Webサイトの住所となっています。

しかし、私たちがWebサイトを閲覧する際、IPアドレスではなくURL(ドメイン名)を入力すると、サイトが表示されます。

これはドメイン名とIPアドレスが紐付け(連結)されているためです。ドメイン名を入力すると、紐付けられているサーバーのデータが呼び出される仕組みになってます。

このようにIPアドレスとドメイン名を連結させるシステムをDNS (Domain Name System) と呼びます。そしてDNSを実行する機器がDNSサーバーです。

DNSサーバーの仕組みと名前解決の流れ

DNSを実行するDNSサーバーには「どのIPアドレスとドメイン名が紐付いているか」という、IPアドレスの一覧表が入っています。例えるなら電話帳のようなものです。

私たちがブラウザにURLを入力した際、PCはDNSサーバーへ対して「ドメイン名に紐づくIPアドレス」を問い合わせしています。

そのIPアドレス(=サーバーの住所)を元に、Webサイトのデータを取り寄せるという仕組みです。

ドメイン名の入力からWebサイト表示まで、PCやDNSサーバーの間では以下のような処理が行われています。

DNSによるWebサイト表示の仕組み
順番 どこからどこへ 処理内容
1 ユーザーがPC等のブラウザへ URL(ドメイン名)を入力する
2 PCからDNSサーバーへ IPアドレスを問い合わせ(リクエスト)する
3 DNSサーバーからPCへ 該当のIPアドレスを返答(レスポンス)する
=名前解決
4 PCから該当のWebサーバーへ Webサイトのデータを要求する
5 WebサーバーからPCへ Webサイトのデータを送信する
6 PCのブラウザに Webサイトが表示される

※上記ではPC等と表現していますが、スマホなどでも同様の処理が行われます。

  • リクエストとは
    対応するデータを要求すること
  • レスポンスとは
    対応する機器(サーバーなど)が、リクエストに対して必要な情報を送ること

上記の仕組みについて、もう少し詳しくお伝えしていきます。

1. URL(ドメイン名)を入力

まずは、ユーザーがPCやスマホのブラウザ(Chromeなど)に、WebサイトのURLを入力します。

2. DNSサーバーへIPアドレスをリクエスト

PCはDNSサーバーへ対して「入力されたドメイン名に紐づくIPアドレスを教えてほしい」とリクエストを送ります。

Webサイトを表示するには、サイトのデータが格納されている「Webサーバー」から、データを取り寄せる必要があるからです。

そのために「Webサーバー」の住所(=IPアドレス)が必要となります。

3. DNSサーバーからIPアドレスのレスポンス(名前解決)

DNSサーバーは、問い合わせのあったドメイン名に紐づくIPアドレス(=Webサーバーの住所)をPCへ返答します。

この「ドメイン名からIPアドレスを導き出す工程」を、名前解決と呼びます。

この名前解決の際に使われるのが、DNSサーバーの中にあるIPアドレスの一覧表です。

4. Webサーバーへサイトのデータをリクエスト

返答されたIPアドレスを元に、PCからWebサーバーへ対して「Webサイトのデータを送ってほしい」とリクエストを送ります。

5. Webサーバーからサイトのデータ送信

WebサーバーはPCに対してサイトのデータを送信します。

6. 画面にWebサイト表示

PC・スマホ等のブラウザに、Webサイトが表示されます。

以上が、DNSサーバーとWebサイト表示の仕組みです。実際にはURL入力からサイト表示まで一瞬ですが、コンピューターの中ではこのような処理が行われています。

なおDNSサーバーには、一度問い合わせた情報が保存されるDNSキャッシュサーバーがあります。2回目以降はキャッシュサーバーからレスポンスが来るため、より速く処理されます

DNSサーバー(ネームサーバー)の設定方法

取得したドメイン名とサーバーのIPアドレスを紐付けるには、DNSサーバー(ネームサーバー)の設定が必要です。(ネームサーバーとは、DNSサーバーと同じ意味です。)

契約しているサーバー会社が提供するネームサーバーを、ドメインに設定しましょう。ドメイン会社やサーバー会社のコントロールパネルから、設定を行えます

ここでは、バリュードメインの場合の設定方法を説明します。

ネームサーバーの設定方法

1. コントロールパネルからネームサーバーを選択

バリュードメインのコントロールパネルの「登録しているドメイン一覧」でドメインの横にある「ネームサーバー」のアイコンを押します。

2. ネームサーバーの変更・切り替え

バリュードメインのネームサーバーが設定されています。
(コアサーバー・バリューサーバー・XREAでドメインを運用する場合は問題ありません。)

バリュードメイン以外が提供するレンタルサーバーを利用している場合、その業者が提供しているネームサーバーを指定します。

※バリュードメインでは8つのネームサーバーを提供しています。

NS1.VALUE-DOMAIN.COM NS5.VALUE-DOMAIN.COM
NS2.VALUE-DOMAIN.COM NS11.VALUE-DOMAIN.COM
NS3.VALUE-DOMAIN.COM NS12.VALUE-DOMAIN.COM
NS4.VALUE-DOMAIN.COM NS13.VALUE-DOMAIN.COM

表が見切れている場合、横スクロールできます

DNSレコードの設定方法

ドメイン名「mikeneko.link」をバリューサーバーの「m1.valueserver.jp」で運用する場合を例に説明します。

1. コントロールパネルからDNS/URLを選択

バリュードメインのコントロールパネルにログインして、「登録しているドメイン一覧」でドメインの横にある「DNS/URL」のアイコンを押します。

2. DNSの選択

DNS設定画面が表示されます。「当サービス内サーバーの自動DNS設定」のプルダウンメニューから該当のサーバーを選択します。

3. 設定完了

自動で入力されて、設定完了です。
入力されたのはDNSレコードと言い、記述ルールに従ってDNSサーバーにドメインの運用方法を指示します。

先ほどDNSキャッシュサーバーに応答が記憶されると説明しましたが、記憶を保持する時間をTTLレコードで設定できます。TTLレコードで指定した時間が経過するとキャッシュサーバーの情報は削除されます。

DNSとリソースレコード

DNSレコードとは、1つのドメインを異なるサーバーで利用したい場合などに、DNSサーバーへ設定するレコード情報(ゾーンファイル)のことを言います。

バリュードメインにおいても設定可能です。レコードの種類や記述方式は、以下をご参照ください。

リソースレコードの種類

レコード名 設定内容
A サーバーのIPアドレスのIPv4を指定
AAAA サーバーのIPアドレスのIPv6を指定
CNAME ドメインのホスト名を別名に指定できる。転送設定にも利用。
MX メールの優先順位を設定します。少ない数値を優先。
NS ドメインを管理するゾーン(DNSサーバー)情報

表が見切れている場合、横スクロールできます

*IPv4とIPv6については、IPアドレスの形式を参照ください。

リソースレコードの記述方式(一例)

A * 157.7.184.35 「*」は全てを表します。
ドメイン名「mikeneko.link」は全て 157.7.184.31(サーバーのIPアドレス)で運用すると記述しています。
Webサイトやメールの運用を行う際に設定が必要です。
MX mail.mikeneko.link.10
MX abc.mikeneko.link.20
複数のメールサーバーが設定されている場合、数値の少ない順にメールが送信されます。
10のメールサーバーが優先されます。

表が見切れている場合、横スクロールできます

リソースレコードの設定変更は、DNSサーバーには即時反映されません。バリュードメインでは5〜30分程度かかりますので、余裕をもって作業する必要があります。

ドメインの長所である「ずっと使い続けられる」を支えているのがDNSです。レンタルサーバーを別のサーバーへ引っ越ししても、DNSでIPアドレスを変更すれば、同じドメインを使い続けられるのです。

おわりに

Webサイト運営や閲覧において、DNSは欠かせない技術です。本記事のポイントをまとめると、以下のようになります。

  • DNSとはドメイン名とIPアドレスを紐付けるシステム
  • Webサイト表示にはデータを格納しているサーバーのIPアドレスが必要
  • DNSサーバーの中にあるIPアドレス一覧表により名前解決がされる
  • 自身でドメイン名やサーバーを契約した際にはDNSサーバーの設定が必要

ドメインとサーバーを同じ会社で契約すると、DNSサーバーの設定はすぐに完了します。

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Posted by admin-dev


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