検索エンジンとは?種類や仕組みを初心者向けにわかりやすく解説

「検索エンジン?言葉は聞いたことあるけど、正直よくわからない…」
検索エンジンとは、インターネット上の情報を探すためのシステムです。
たとえば、GoogleやYahoo!などが有名で、私たちは毎日のように使っています。キーワードを入力すると、世界中にある情報の中からピッタリの答えを探し出してくれる便利なツールです。
特にブログやホームページを運営している方にとって、検索エンジンは集客に欠かせない存在。でも、「検索エンジンってどうやって情報を選んでいるの?」「どんな種類があるの?」と疑問に感じたことはありませんか?
本記事では、検索エンジンのしくみや種類を初心者にもわかりやすく解説します。さらに、検索エンジンとブラウザの違いや、検索結果で上位表示されるサイトの特徴についてもご紹介。これを読めば、検索エンジンの基本から実践的な知識までしっかり理解できます!ぜひ最後までご覧ください。
検索エンジンとは
検索エンジンとは、インターネット上の情報を探すためのシステムです。

たとえば、知りたい言葉や気になることを検索窓に入力すると、それに合ったウェブページや画像、動画、ニュースなどを探して画面に表示してくれます。
GoogleやYahoo!などが有名です。
検索エンジンの主要な種類は大きく分けて3つ
検索エンジンの主要な種類には、大きく分けて以下の3つがあります。
- Google(グーグル)
- Yahoo!(ヤフー)
- Bing(ビング)
日本では、上記3つの検索エンジンが高いシェア率を誇っています。
ここからそれぞれの検索エンジンについて、1つずつ解説していきます。
Google(グーグル)

Google(グーグル)は、アメリカのGoogle LLCによって開発・提供されている、世界最大級の検索エンジンです。
1998年にラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンによって開発され、現在ではインターネット検索の代名詞とも言える存在となりました。
テキストによる検索はもちろん、画像や音声を使った検索にも対応しています。

Googleの検索エンジンには、AIや機械学習、自然言語処理(NLP)といった技術が活用されており、ユーザーが入力した検索語の意味や文脈を読み取る能力にも優れています。
近年では「生成AIによる検索体験(SGE)」や「AI Overview(AIによる概要)」の提供も始まり、キーワードに対する回答をAIが直接検索結果に表示するようになりました。
Google SGEとは何か、という内容は以下の記事でも詳しく解説しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
このように、Googleの検索エンジンは時代の変化に合わせて、日々進化を遂げています。
Yahoo!(ヤフー)

Yahoo!(ヤフー)は、もともとアメリカで始まった検索ポータルサイトで、日本では「Yahoo! JAPAN」として1996年に登場しました。
Yahoo!は検索エンジンに加えて、ニュース、天気、メール、知恵袋など、多岐にわたるコンテンツを提供するポータルサイトとしての色合いが強いサービスです。
現在のYahoo!検索は、Googleの検索エンジンをベースに構築されており、見た目こそYahoo!ですが、実際の検索機能はGoogleに近い仕組みになっています。
2001 年から 2004 年にはヤフー株式会社に対し、Google の検索エンジンを提供していました。そして、本日、ヤフー株式会社に対して再び検索技術をライセンス提供することになったことを発表いたします。
Google Japan Blog
「Yahoo!=検索エンジン」と思われがちですが、検索ポータルサイトとしての役割も担っています。
検索そのものの技術はGoogleに依存しているため、独自の検索エンジンとしての個性はあまり見られず、結果として表示される内容もGoogleとほぼ同様になる傾向があります。
また、Yahoo!検索においても、検索結果に生成AIによる回答が表示されるようになっており、従来に比べてよりスムーズかつ効率的に情報を得ることができるようになりました。
Bing(ビング)

Bing(ビング)は、Microsoftが提供する検索エンジンです。
テキストや画像、音声による検索に対応しており、WindowsやEdgeブラウザ、Officeなど、さまざまなMicrosoft製品と連携しています。
以前は、WordやExcel内の単語やフレーズを右クリックして「スマート検索(Smart Lookup)」を利用できましたが、この機能は2025年1月1日をもって廃止されました。現在は、CopilotというAI支援機能がMicrosoft 365アプリに統合され、情報検索や文章作成を支援しています。
Bingは独自のランキングアルゴリズムを用いて検索結果の順位を決定するため、GoogleやYahoo!とは異なるページが上位に表示されるのも特徴です。
さらに、検索機能にもCopilotが組み込まれ、複数の情報源をもとに詳細な回答を提供するなど、検索体験が進化しています。
各検索エンジンのシェア
日本では、どの検索エンジンがよく使われているのでしょうか?日本における各検索エンジンのシェアを、次の表にまとめました。
順位 | 検索エンジン | シェア |
---|---|---|
1位 | 80.45% | |
2位 | Yahoo! | 9.22% |
3位 | Bing | 8.23% |
4位 | YANDEX | 0.61% |
5位 | CocCoc | 0.59% |
6位 | DuckDuckGo | 0.52% |

参考:Statcounter Global Stats「Search Engine Market Share Japan」March 2025
このデータから、Googleが検索エンジンとして圧倒的に多く利用されていることがわかります。Yahoo!とBingを合わせてもGoogleには遠く及びません。
さらに、世界全体の検索エンジンシェアも見てみましょう。
順位 | 検索エンジン | シェア |
---|---|---|
1位 | 89.74% | |
2位 | Bing | 4% |
3位 | YANDEX | 2.49% |
4位 | Yahoo! | 1.33% |
5位 | DuckDuckGo | 0.79% |
6位 | Baidu | 0.62% |

参考:Statcounter Global Stats「Search Engine Market Share Worldwide」March 2025
世界でもGoogleの独占的な強さが際立っており、9割近くのシェアを持っています。
日本でもGoogleとYahoo!で約90%を占めていて、検索エンジンとしての影響力の大きさがはっきりとわかります。
検索エンジンの仕組み
ここでは、世界で最も使われているGoogle検索エンジンのしくみをわかりやすく解説します。
Google検索エンジンは、大きく3つのステップで動いています。
- クロール(情報を集める)
- インデックス(集めた情報を登録する)
- ランキング(検索結果の順番を決める)
Googleは、インターネット上にあるたくさんの情報をまず「クロール(収集)」します。次に、その情報を「インデックス(登録)」して、最後に「ランキング(順位付け)」をして検索結果として表示します。

ここからそれぞれの仕組みについて、1つずつ解説していきます。
クロール(情報の収集)

クロールとは、検索エンジンがインターネット上のWebページを自動で巡回し、情報を収集する処理のことを指します。
この作業は、クローラーまたはボットと呼ばれるロボットのようなプログラムが行います。人間が1つずつページを見て回る代わりに、クローラーが大量のWebページを素早くチェックしてくれるのです。
クロールの目的は、Googleがウェブ上にどんな情報があるのかを把握することです。
インターネットの情報は日々更新されているため、Googleは定期的にクロールを行い、新しいページや更新されたページを見つけています。
クロールによって収集される情報の例として、以下のような項目が挙げられます。
- ページ本文(テキスト)
- タイトル、見出し、メタタグなどの構造に関する情報
- 内部リンクおよび外部リンク
- 画像のalt属性やファイル名
- robots.txt や sitemap.xml など、クロール可否を示すファイル
なお、IDやパスワードなどのログイン情報が必要なページについては、通常クロールの対象外となります。
インデックス(情報の登録)

Googleは、クロールで集めた情報を整理して、検索できるようにデータベースに登録します。
この作業を「インデックス」と呼びます。
イメージとしては、図書館の「目録」や「索引」のようなものです。たくさんの本があっても、目録や索引があれば探したい本をすぐに見つけられますよね。
同じように、Googleもインデックスを使って、ユーザーが入力したキーワードに関連するページをすばやく見つけられるようにしています。
インデックス処理の流れは以下の通りです。
- クローラーが取得したHTMLデータを分析する
- ページ内の重要なキーワードを抽出し、内容ごとに分類
- 構造化された情報としてデータベースへ格納
- あわせて、ページの評価も行われる
なお、すべてのページがインデックスされるわけではありません。
コンテンツの質が低いページや、ほかのページとほとんど同じ内容のページは、インデックスに登録されないことがあります。
インデックスに登録されるかどうかは、ページのコンテンツとメタデータによっても左右されます。インデックス登録に関する一般的な問題としては、次のようなものがあります。
Google検索セントラル
- ページのコンテンツの品質が低い
- Robots meta ルールによってインデックス登録が禁止されている
- ウェブサイトのデザインが原因でインデックス登録が困難になっている
また、ページの構成や品質によっても、インデックスから除外される場合があるので注意しましょう。
検索エンジンに正しく登録してもらうためには、質の高いオリジナルな情報を提供することがとても大切です。
ランキング(検索結果の順位付け)

検索エンジンは、インデックスに登録されたたくさんのウェブページの中から、ユーザーが入力したキーワードと最も関係が深く、役立つと判断した順にページを並べて表示します。
この仕組みを「ランキング」と呼びます。
ランキングによって検索結果に表示される順番が決まるので、ユーザーは知りたい情報にすばやくたどり着くことができるのです。
主なランキングの要因には、以下のようなものがあります。
システム | 内容 |
---|---|
BERT | 単語の組み合わせによって、意味や意図がどのように変化するかを理解するAI |
重複除去システム | 似通ったページが複数あった場合、有用性の低いページを除外する |
フレッシュネスシステム | 鮮度が重要なキーワードについては、ページ内情報の鮮度の高さを評価する |
リンク分析システムとPageRank | ページ間のリンクを元に、どのページが有用かを判断する |
ローカルニュースシステム | 関連性の高い地域のニュース情報を特定して表示する |
オリジナルコンテンツシステム | 独自性の高いコンテンツが、単にそれを引用したものよりも検索上位に表示される |
レビューシステム | 独自の分析や調査結果、専門家や愛好者が書いたコンテンツを高く評価する |
サイト多様化システム | 1つのウェブサイトが検索結果の上位を独占しないようにする |
こうした複数のランキングシステムが使われており、日々改善されながら検索キーワードに最も適したページが選ばれています。
さらに、検索結果はユーザーや使っているデバイス(パソコンやスマートフォン)によっても異なることがあります。
たとえば、次のようなユーザー情報が検索結果に影響します。
- 所在地(今いる場所)
- 言語(日本語、英語など)
- デバイス(パソコン、スマートフォンなど)
このように、さまざまな要素が組み合わさって検索結果の順位が決まっているということを、知っておくととても役立ちます。
検索エンジンとブラウザの違い
検索エンジンとブラウザはよく一緒に使われますが、役割が異なるので違いを知っておくと便利です。検索エンジンとブラウザの違いを表でわかりやすくまとめました。
検索エンジン | ブラウザ | |
---|---|---|
概要 | インターネット上の情報を検索・表示するシステム | ウェブページを閲覧・表示するためのソフトウェア |
例 |
|
|
利用方法 | キーワードや画像、音声などを入力して検索する |
|
利用用途 | 情報を検索する |
|
ポイント:ブラウザの中で検索エンジンを利用する

たとえば、Google Chromeを使うと、ブラウザの中でGoogle検索エンジンを使って情報を探します。
Microsoft Edgeなら、初期設定でBing検索エンジンが使われています。
なお、どのブラウザを使用していても、検索エンジンは自由に変更することが可能です。
「どのブラウザを使えばよいか分からない」と迷っている場合は、2025年4月現在でシェアNo.1のGoogle Chromeを選ぶと安心です。
参考:Statcounter Global Stats「Browser Market Share Worldwide」March 2025
検索エンジンで上位表示させる2つの方法
自社サイトのページを検索エンジンで上位に表示させるには、次の2つの方法があります。
- リスティング広告(検索連動型広告)
- SEO(検索エンジン最適化)
この2つを上手に使うことで、より多くのユーザーに自分のサイトを見つけてもらうことができます。
ここから、それぞれの方法について初心者にもわかりやすく説明していきます。
リスティング広告(検索連動型広告)
リスティング広告とは、ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンで調べたキーワードに合わせて、検索結果に表示される広告のことです。
検索結果ページの一番上や一番下にある「広告枠」に表示されるので、多くの人にすぐ見てもらえる即効性の高い方法です。
わかりやすく言えば、「広告費を支払うことで上位に表示させる」仕組みと考えるとイメージしやすいでしょう。

URLの前に「スポンサー」と表示されている箇所が、リスティング広告の枠に該当します。
たとえば、弊社バリュードメインでもリスティング広告を活用し、検索結果でページを目立たせる工夫を行っています。

広告費を支払うことで、すぐに検索結果の上位にページを表示できる可能性があるため、短期間で集客したい方にはとても効果的な方法です。
ただし、リスティング広告はオークション形式で表示枠を争うしくみになっているため、人気のあるキーワードでは広告費が高くなりやすいという特徴があります。
たとえ自社のページが上位に表示されても、かかった費用に対して十分な効果が得られない場合もあるので、注意が必要です。
リスティング広告とは?や仕組み・運用のやり方については以下の記事でより詳しく解説しています。
SEO(検索エンジン最適化)
SEOは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。
ユーザーが検索するキーワードで、広告を使わずに自然検索(オーガニック検索)の結果で上位に表示させる方法です。
自然検索とは、検索結果ページの中で「広告枠」を除いた部分のことを指します。
SEOをしっかり行えば、広告費をかけずに安定して集客できるようになります。

SEOは、リスティング広告と異なり、ユーザーがクリックしても広告費が発生しないのが特徴です。
- クリックされても費用が発生しない
- たくさんのユーザーを集めてもコストが増えない
- 長期的に安定した集客が期待できる
ただし、SEOで上位表示を実現するには一定の時間がかかるというデメリットも存在します。
特に、立ち上げたばかりのサイトでは、上位に表示されるまでに少なくとも3ヶ月〜半年ほどの期間を要するケースが一般的です。
さらに、SEO対策をしても必ず順位が上がるとは限りません。たとえ一度上位に表示されたとしても、Googleのアルゴリズム(順位を決めるルール)が変わると順位が下がってしまう可能性があります。
そのため、SEOは継続的に対策を続けることが大切です。
なお、検索エンジンに強いコンテンツを作るための基本的なコツも押さえておきましょう。
初心者でも実践しやすいポイントとしては、次の5つが挙げられます。
- 検索キーワードを自然にタイトル・見出し・本文に含める
- 読者の悩みや疑問に的確に答える(結論→理由→具体例の順で構成)
- 体験談や独自情報(一次情報)を盛り込む
- スマホでも読みやすいレイアウトにする(文字サイズ・改行を最適化)
- 情報を定期的に更新し、常に新鮮な状態を保つ
これらを意識するだけでも、検索エンジンからの評価は大きく向上します。
ホームページのSEO対策については、以下の記事でも詳しく解説しています。
これからSEO対策を始めようと考えている方は、サーバー選びも重要です。サイトの表示速度や安定性は、SEO評価に影響するからです。
「コアサーバーV2プラン」は月額390円から利用でき、ドメイン永久無料の特典付き!
WordPressの自動インストール機能もあり、初心者でも簡単にSEOに強いサイトを作れます。
検索エンジンで上位表示されるサイトの特徴【成功パターン】
検索エンジンで上位表示されるサイトには、共通する2つの特徴があります。
- Googleの理念に沿ったサイトになっている
- E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)が高い
ここからそれぞれの特徴について、1つずつ詳しく解説していきます。
Googleの理念に沿ったサイトになっている
Google検索で上位表示を目指すなら、まずGoogleの理念を正しく理解しておくことが大切です。
というのも、Googleは検索結果の品質向上を目指し、明確な評価基準を定めているからです。
「Googleが掲げる10の事実」では、Googleという企業が大切にしている考え方や価値観が紹介されています。
その中でも特に注目したいのが、「1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」という考え方です。
これは、ユーザーの役に立つことを第一に考えれば、自然と結果(集客や売上など)がついてくるという意味です。
Googleは、当初からユーザーの利便性を第一に考えてきました。新しいウェブブラウザを開発するときも、ホームページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。
Google が掲げる 10 の事実 - Google
そのため、コンテンツを作るときは、ユーザーの「検索意図(知りたいこと)」にしっかり応える情報を、わかりやすくシンプルに提示することがとても大切です。
さらに、ページの表示速度を速くすることや、スマートフォンなどモバイル端末でも見やすいデザインにする工夫も重要なポイントです。
E-E-A-Tの評価が高い
Googleが提唱する「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」が高く評価されているWebサイトは、検索結果で上位に表示されやすい傾向があります。

E-E-A-Tの具体的な内容については、以下の一覧表にまとめました。
項目 | 意味 |
---|---|
E(Experience)経験 | 実際に購入したり、使ったり、行ったりした一次情報を提供していると評価が上がる傾向にある。 |
E(Expertise)専門性 | 1つのジャンルに特化したコンテンツを作成しているウェブサイトの評価が上がる傾向にある。 |
A(Authoritativeness)権威性 | 特定の業界や分野で、多くの人に認められたウェブサイトの評価が上がる傾向にある。 |
T(Trustworthiness)信頼性 | 公共性の高いウェブサイトほど高い信頼が得られる傾向にある。運営者情報を詳しく発信すると評価が高まる。 |
この評価(E-E-A-T)が高いと、コンテンツの質が優れていると判断され、検索順位が上がりやすくなります。
特に「お金」や「人生」に関わる分野(YMYL:Your Money or Your Life)のウェブサイトでは、E-E-A-Tの重要性がさらに高くなります。
たとえば、金融・医療・法律・健康など、間違った情報が大きな影響を与えるテーマでは、信頼できる情報や専門家による正確な内容が求められます。
以下のようなジャンルに該当する場合は、E-E-A-Tの基準をしっかり満たしているかどうかを確認しておくことが大切です。
カテゴリー | 内容例 |
---|---|
金融・投資・保険 | クレジットカード、ローン、FX、仮想通貨、節税など |
医療・健康 | 病気の症状、薬の情報、ダイエット、メンタルヘルスなど |
法律・政治・社会問題 | 相続、労働法、離婚、選挙、人権問題など |
ニュース・公的情報 | 政治、経済、国際問題など |
子育て・教育 | 教育方針、発達障害、進路選びなど |
就職・転職 | 履歴書の書き方、職業選び、労働条件など |
検索エンジンに関するQ&A
検索エンジンに関する、よくある疑問は以下のとおりです。
- 世界の検索エンジンランキングと一覧は?
- 規制なしの検索エンジンは?
- 検索エンジンはなぜ「エンジン」と呼ぶ?
- 検索エンジンとデータベースの違いは?
ここからそれぞれの疑問について、1つずつ詳しく解説します。
世界の検索エンジンシェアランキングと一覧は?
世界の検索エンジンシェアランキングについて、以下の表に整理しました。
順位 | 検索エンジン | シェア |
---|---|---|
1位 | 89.74% | |
2位 | Bing | 4% |
3位 | YANDEX | 2.49% |
4位 | Yahoo! | 1.33% |
5位 | DuckDuckGo | 0.79% |
6位 | Baidu | 0.62% |
また、ランキングには入っていない検索エンジンについても、別途一覧にしています。
検索エンジン | 特徴 |
---|---|
Baidu(百度) | 中国最大の検索エンジン。中国本土で主流。 |
YANDEX(ヤンデックス) | ロシア最大の検索エンジン。ロシア語に強く、現地ではGoogleよりも人気。 |
Ecosia(エコージア) | プライバシー重視。検索するたびに木を植える仕組みになっている。 |
Naver(ネイバー) | 韓国で人気の検索エンジン。Yahoo!のようなポータルサイトに近い。 |
Seznam.cz | チェコの検索エンジン。チェコ語での検索に最適化されている。 |
Qwant(クワント) | フランス発の検索エンジン。プライバシー保護に注力した欧州向け検索エンジン。 |
世界的にはGoogleの独占状態が依然として続いていますが、AI検索の発展やプライバシー意識の高まりにより、他の検索エンジンへの支持も少しずつ広がりつつあります。
特に中国、ロシア、韓国などでは独自の検索文化が根づいており、必ずしもGoogle一強とは言えない状況です。
規制なしの検索エンジンは?
完全に規制のない検索エンジンは、実質的に存在していません。
多くの国では「違法・有害情報のブロック」を実施しており、何らかのフィルタリングや制限が設けられています。
しかし、Googleのような主要な検索エンジンと比べて、プライバシー保護を重視し、ユーザーの検索履歴を保存しない、または最小限にとどめる検索エンジンも存在します。
検索エンジン | 特徴 |
---|---|
DuckDuckGo(ダックダックゴー) | 検索履歴を保存せず、個人情報を追跡しない。広告も最小限。 |
Startpage(スタートページ) | Google検索結果を利用しながら、ユーザーの個人情報を一切収集・追跡しない。 |
Brave Search(ブレイブ・サーチ) | プライバシー保護に重点を置いた検索エンジン。ユーザーの追跡やデータ販売を行わない。 |
Qwant(クワント) | フランス発の検索エンジン。GDPR準拠で、個人情報を使わない。 |
Swisscows(スイスカウズ) | スイス発の検索エンジン。プライバシー重視かつファミリー向けなので、一部制限あり。 |
プライバシーに配慮した検索環境を求める場合は、上記のようなサービスを検討してみると良いでしょう。
検索エンジンはなぜ「エンジン」と呼ぶ?
検索エンジンが「エンジン」と呼ばれるのは、ユーザーが入力したキーワードに合わせて、裏側で複雑な処理やルール(アルゴリズム)が動き、検索結果を作り出しているからです。
情報を探し出す「頭脳」としての役割と、処理を行う「動力源」としての役割の両方を持っているため、機械のエンジンになぞらえて「検索エンジン」と呼ばれるようになりました。
そのほかにも、ゲームを動かす基盤技術は「ゲームエンジン」、Webページを表示する中核機能は「ブラウザエンジン」と呼ばれるなど、「エンジン」という言葉はさまざまな分野で用いられています。
検索エンジンとデータベースの違いは?
検索エンジンとデータベースの違いについては、以下の比較表にまとめています。
検索エンジン | データベース | |
---|---|---|
目的 | Web上の情報を自動で集め、検索で表示する | 特定の情報を整理・保管・管理する |
検索対象 | インターネット上の公開情報(Webページなど) | 社内システム・アプリ内のデータなど |
利用者 | 一般ユーザー向け(Googleなど) | 管理者・開発者・アプリ利用者 |
データの取得方法 | クローラーが自動で情報を巡回しインデックス | 手動またはシステム経由でデータを登録 |
検索方法 | キーワードによる曖昧な検索 | 正確な条件による絞り込み(SQLなど) |
検索エンジンでは、ユーザーがキーワードを入力すると、自動的に関連性の高いページが表示されます。一方、データベースの場合は、SQLなどを使って正確な条件を指定し、検索を行う必要があります。
どちらも情報を扱う技術である点は共通していますが、検索エンジンは情報を「探す」ためのツールであり、データベースは情報を「管理・保存・操作」するためのシステムとして捉えると、その違いがより明確になるでしょう。
まとめ:検索エンジンとはインターネット上の情報を検索して表示するシステム
ここまで、検索エンジンとは何か、そしてその種類や仕組みについて、初心者にもわかりやすく解説してきました。
検索エンジンとは、インターネット上の情報を探すためのシステムです。
いくつかの種類がありますが、日本ではGoogleとYahoo!が約90%のシェアを占めており、特に利用頻度が高くなっています。
検索結果で上位に表示させる方法には、リスティング広告とSEOの2つがあり、いずれもウェブサイトやホームページへの集客には欠かせない施策です。
検索エンジンの基本的な仕組みを理解できたら、リスティング広告やSEOについても学んで実践してみましょう。
また、これからホームページやウェブサイトの公開を検討している方には、コアサーバーの利用がおすすめです。
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