レンタルサーバーとは?初心者のWordPressブログ開設におすすめの種類や仕組みも説明

「レンタルサーバーって何?」
「レンタルサーバーでは何ができるの?」
「WordPressのブログ開設にサーバーは必要?」
このような疑問をお持ちではないでしょうか。
ブログやWebサイト開設の手順で必ず出てくるのがレンタルサーバーです。しかし「なぜ必要なのか、仕組みがよくわからない」という方もいるかもしれません。
そこで本記事ではレンタルサーバーについて、以下の内容をお伝えしていきます。
ぜひ参考にしてください。
レンタルサーバーとは
レンタルサーバーとは「サーバー(正確には大きなサーバーの一部の領域)を借りられるサービス」のことを言います。
サーバーとは、Webサイトのデータ(テキストや画像など)が格納されている機器のことです。他にも、メールの送受信を行ったり、メールのデータを保存したりする役割もあります。
サーバーをレンタルせずに使う場合、自分でサーバー機器を購入し、設定やメンテナンスを行う必要があります。コストや時間、知識が必要となるため、多くの場合はレンタルサーバーを契約することが主流となっています。
レンタルサーバーでできること
レンタルサーバーでできることとして、代表的なものは次の3つです。
- WordPressブログ・Webサイトの運営
- メールアドレスの運用
- データの保存
1つずつ説明していきます。
1. WordPressブログ・Webサイトの運営
レンタルサーバーを借りる一番の目的とも言えるのが、ブログやWebサイトの運営です。多くの人がレンタルサーバーでWordPressブログを開設しています。
WordPress(ワードプレス)とは、ブログを簡単に作れるシステムの名称です。サーバーにインストールすることで、初心者でもすぐにおしゃれなブログを開設できます。たとえば、当メディアもWordPressで作られています。
WordPressはPCに入れても自分しか見ることができません。サーバーにインストールすることでインターネットからアクセスできるようになり、他の人からも見てもらえる仕組みとなっています。そのため、初めてブログやWebサイトを開設する際にレンタルサーバーを契約する方も多いでしょう。
また、レンタルサーバーではWordPressを利用しなくても、Webサイトを公開することももちろん可能です。サイトの中身となる文章や写真、デザインのコードなどをサーバーに保存することで、Webサイトを表示させることができます。
WordPressについては「WordPressとは?世界一利用されているブログシステム」で詳しく解説していますので、そちらもぜひ参考にしてください。
2. メールアドレスの運用
レンタルサーバーではメールアドレスを運用することも可能です。具体的には、以下の内容をレンタルサーバーで行えます。
- メールアドレスの作成
- メールの送受信
- メールのデータの保存
サーバーを利用すれば、Gmailのようなフリーメールではなく、自分だけの独自ドメインで好きなメールアドレスを作れます。
また、企業のドメインで社員全員分のメールアドレスを作って運用する際にも、サーバーが必要となります。このメール機能については、後ほどメールサーバーの章で詳しく説明します。
また、独自ドメインでメールアドレスを作るメリットや設定方法については「ドメインとメールアドレスの違いとは?取得・設定方法をわかりやすく解説」で紹介しています。あわせてご覧ください。
3. データの保存・バックアップ
レンタルサーバーには、Webサイト以外のデータも保存することができます。
たとえばNextcloudというアプリをサーバーへインストールすると、PC・スマホのデータのバックアップを行えます。
イメージとしては、DropboxやGoogleドライブへデータを預けておくような感覚です。画像データの他、書類や動画なども保存できます。
Nextcloud自体は無料のため、レンタルサーバーの月額料金だけでデータの保存場所を確保できることとなります。PC・スマホのデータバックアップに悩んでいる方には、レンタルサーバーに保存するのもおすすめです。
なお、Nextcloudの設定方法や実際に使ってみた様子を「Googleフォトの無制限保存が終了・有料化!代替となる写真保存のクラウドサービス5選」で紹介しています。ぜひご覧ください。
レンタルサーバーのメリット・デメリット
サーバーを自前で用意する場合も、レンタルサーバーも、サーバーでできること(ブログ開設など)はどちらも大体同じです。
ただ、レンタルならではのメリット・デメリットはあるので、それぞれ紹介します。
レンタルサーバーのメリット
サーバーをレンタルすることのメリットは、主に以下3つです。
- サーバーの管理・メンテナンスをサーバー会社に任せられる
- コストを抑えられる
- サーバーの設置場所が不要
サーバーを利用者自身で管理しなくて良い点は、大きなメリットです。
Webサイトを安定して運営するには、メンテナンスやアップデートが不可欠です。レンタルサーバーであれば、これらはサーバー会社で対応してもらえます。セキュリティ対策や障害発生時の対応も含まれています。
また、サーバーの機器本体を購入しなくて良いので、初期費用を安く抑えられます。設置するスペースがいらない点もポイントです。
レンタルサーバーのデメリット
レンタルサーバーのデメリットはあまりありませんが、強いて挙げるなら、独自のカスタマイズができない点です。
レンタルサーバーは1つの機器を複数のユーザーで使っているため、自分の好きなように機能を付け加えることができません。
サーバーの知識が豊富な人にとっては多少不自由かもしれませんが、多くの人にとってはほとんど支障がないと言えます。
サーバーの仕組み・役割
サーバーには様々な機能がありますが、ここでは代表的な以下2つの役割について紹介します。
- Webサーバー
- メールサーバー
なお、これらは「Webサーバー」「メールサーバー」という機器が物理的に存在するわけではありません。
サーバーの中に、それぞれの機能を持ったソフトウェアをインストールして利用します。
一般的なレンタルサーバーには、どちらも標準仕様で備わっていることが多いため、Webサーバー・メールサーバーを個別に用意することはほぼありません。
それでは、1つずつ説明していきます。
1. Webサーバー
Webサーバーは、Webサイトのデータを格納し、PC・スマホ等へサイトのデータを送信する役割を担っています。
本記事の冒頭でもお伝えしたとおり、サーバーはWebサイトのデータを格納する機器であり、その格納場所がWebサーバーとなっています。
保存されるデータは、Webサイトを構成する文章や画像・デザインなどで、たとえばHTMLやCSSのファイルがその1つです。
ユーザーがPC・スマホにURLを入力すると、Webサーバーから端末(PC等)に対してこれらのデータが送られ、画面にWebサイトが表示される仕組みです。
※データを要求する側のPC・スマホ等をクライアントと呼びます。
2. メールサーバー
メールサーバーとは、メールの送受信やデータの保管を行うサーバーです。
以下3つの種類があり、これらを総称してメールサーバーと呼びます。
- SMTPサーバー:メールを送信するサーバー
- POPサーバー:メールを受信するサーバー
- IMAPサーバー:サーバー上でデータの保管・閲覧をするサーバー
PC・スマホのメールソフトから送ったメールは、SMTPサーバーから宛先のPOPサーバーへ送られます。受信する側は、POPサーバーから端末へメールをダウンロードして見る仕組みです。
IMAPサーバーはGmailのようなイメージで、サーバー上でメールを閲覧するようになっています。
メールアドレスの作り方や各サーバーの特徴については「ドメインとメールアドレスの違いとは?取得・設定方法をわかりやすく解説」で詳しく説明しています。そちらもぜひご覧ください。
レンタルサーバーの4つの種類
レンタルサーバーには、主に以下4つの種類があります。
- 共有サーバー
- 専用サーバー
- VPS(仮想専用サーバー)
- クラウドサーバー
それぞれの種類について、解説していきます。
1. 共有サーバー
共有サーバーとは、1台のサーバーを複数の利用者で共有するサーバーのことです。例えるなら共有サーバーはマンションで、後述する専用サーバーは一戸建てのようなイメージです。
レンタルサーバーと言うと、一般的には共有サーバーを指すことが多いです。
共有サーバーでは利用できるOSやソフトウェアは予めインストールされたものに制限されている為、自由度は低いですが、サーバーの運営はホスティング業者が行うので、サーバーの知識のない初心者でも操作が可能です。
また、月額数百円の低料金でレンタルできるので、個人でも気軽に試せます。
契約すればすぐにサーバーにデータをアップでき、Webサイトを開設できます。また、管理画面上でメールアドレスを作成するだけで、簡単にメールの送受信が実現します。
ただ、VPS(後に説明)と違って、サーバーのリソースを共有する為、アクセスの多いサイトなどが同一サーバーを利用している場合、自身のサイトの表示が遅くなってしまうなど、他者の影響を受けてしまうデメリットもあります。
2. 専用サーバー
専用サーバーでは、サーバーマシンを丸ごと1台レンタルします。サーバーやネットワーク回線を占有するため、共有サーバーのように外部の影響を受けず、負荷の高いサイトでも安定した運営が行えます。
また、利用者がサーバーの管理者権限を持つため、構築や運営も行えるので、OSやソフトウェアを利用者の好みの環境に設定可能です。
デメリットは価格が高額であることや、利用者がカスタマイズを行わなければならないので高い専門知識が必要な点です。
3. VPS(仮想専用サーバー)
VPSはVirtual Private Serverの略で、「仮想専用サーバー」を意味します。
1台のサーバー上に複数の仮想サーバー領域を作り、各領域を専用サーバーとして利用できるサービスです。
専用領域ごとにハードディスクやメモリの利用量などが割り当てられているため、サーバーに同居している他者の影響を受けにくくなっています。
また、利用者がサーバーの管理者権限を持てるので、好みのOSやソフトウェアのインストールが可能です。専用サーバーよりも安価に自由度の高いサーバーを利用できるのがメリットです。
ただし専用サーバーと同様、サーバーの構築や運営は利用者が行うため、高い専門知識を要します。
4. クラウドサーバー
クラウドサーバーは、1台のサーバーの領域を各ユーザーに仮想的に割り当てるサーバーです。たとえばCPUやメモリ容量などを、利用者ごとに割り当てられます。
そのように必要に応じてサーバーのリソースを柔軟に変更できることが、クラウドサーバーの特徴です。通常のレンタルサーバーは料金が定額である代わりに、サーバーのリソースは固定されています。
クラウドサーバーなら、SNSで話題になったり、チケット販売開始など、アクセスが突発的に集中した際に自動で処理能力を増強・負荷分散させ、サーバーダウンを防げます。
ただし、従量課金制の為、使用した転送量分だけ請求が来ますので注意が必要です。
サーバーとドメイン
Webサイトやブログを運営するには、サーバー以外に「ドメイン」が必要となります。
ドメインとはURLの一部となる文字列で、当メディアであれば「value-domain.com」がドメインです。
サーバーはWebサイトのデータを保管しておく場所で、ドメインはサイトの住所となります。
ドメインとサーバーが紐付けられることで、Webサイト(=サーバーに格納したデータ)が表示される仕組みになっています。
なお、レンタルサーバーとドメインを同じ会社で契約すると、この紐付けの手続きが簡単です。バリュードメインとコアサーバーも簡単に手続きでき、運用開始後も一括管理が可能です。
ブログやメールアドレス運用のためにレンタルサーバーを契約するのであれば、同時にドメインも取得しておきましょう。
レンタルサーバーの選び方を6つ紹介
レンタルサーバーを選ぶ際に、料金やストレージ容量以外で重視するべきポイントを6つ紹介します。
- スペック
- 機能
- 転送量
- バックボーン
- 安定性
- サポート
1つずつ見ていきましょう。
1. スペック
CPUの性能やメモリ容量(処理能力)、SSD(高速化)やRAIDが搭載されているかを確認しましょう。CPUやメモリ容量が大きいほど処理能力が高く、Webサイトの表示スピードが速くなります。
また、ストレージの種類はHDDよりもSSDの方が性能が良く、処理速度も速いです。
2. 機能
自由にカスタマイズできない共有サーバーの場合、いかに自由度が高いかで使い勝手が変わってきます。
利用可能なプログラムの種類や、CMS(WordPressなど)の利用可否、データベース数や利用できるドメイン数など、必要機能が備わっているかどうかを確認します。
WordPressが簡単にインストールできる機能があると、より良いでしょう。データベース(MySQL)の数は、WordPressブログを開設できる数に直結します。
3. 転送量
サーバーから送られるデータ量で、このサイズが大きい程、Webサイトへのアクセス数(PV)が増加しても安定して表示ができます。
4. バックボーン
ネットワークの拠点間の通信回線を指しますが、この帯域幅(容量)が大きい程、大量のアクセスにも耐えられるため、高速に通信できます。
5. 安定性
サーバーやネットワークの障害が頻発するサーバーだと、Webサイトの常時安定表示は望めません。稼働率や過去の障害情報、バックボーンの容量や転送量の確認が必要です。
ただ、共有サーバーの場合は、他の利用者の影響を受けてしまう点を認識しておきましょう。
6. サポート
マニュアルだけでは解決できない場合が多々あります。メール、チャット、電話など、どの形式で対応をしているかも大切です。メールだけだと、緊急時に間に合いません。
また、専門的な質問にも回答をもらえるかという点も重要です。
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おわりに
レンタルサーバーを借りると、WordPressブログやWebサイトの開設が簡単にできます。さらに、レンタルサーバーには以下3つのメリットもあります。
- 管理・メンテナンスを任せられる
- コストを抑えられる
- サーバーの設置場所が不要
サーバー管理には手間も時間もかかるため、Webサイト運営に力を入れるならレンタルサーバーを借りるのがおすすめです。
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